12月の引越し費用は、年間通じても比較的抑えめな月ですが、休日や年末間際の引越し料金は高くなる傾向があります。
また、年末年始は休業する引越し業者もありますので、12月中に引越ししたい人は、早めに業者に連絡しましょう。
そのためなので引越しに失敗しないためにも、12月に引越しする際の料金相場と費用を安くするためのポイントをご紹介します。
12月の引越し費用の相場について
12月の引越し費用の相場は、1年間の中では安い方に部類されます。
引越し一括見積もりサイト大手、『引越し侍』が実施したアンケートを参考に、12月と3月の引越し費用を比較してみましょう。
12月の引越し費用相場
引越し人数 | 1人 | 2人 | 3人 | 4人 |
料金相場 | 38,719円 | 69,150円 | 81,050円 | 86,067円 |
3月の引越し費用相場
引越し人数 | 1人 | 2人 | 3人 | 4人 |
料金相場 | 60,374円 | 102,012円 | 122,595円 | 122,958円 |
引越し繁忙期である3月の引越し料金は、1年間で最も高水準の時期ですが、それと比較しますと12月の引越し料金は3~4割程度安いことがわかります。
それはつまり、引越し時期が違うだけで料金は大きく変動することを意味しますので、引越しする月を決めていない人は、引越し費用が抑えられる月に移動を考えましょう。
12月の引越しの特徴
12月は、引越し作業をするのにあまり適さない時期です。
理由はシンプルで、12月は作業するにはあまりにも寒い。
ただ寒い季節は、引越し費用を抑えるチャンスでもあります。
12月は寒いので引越しを避ける人が多い
引越し費用は、引越しするのに適さない時期ほど、料金が安くなります。
12月に引越すことを想像してください。
- 気温は一桁、地域によってはマイナスになる日もある
- 北海道や東北なら雪が降る
- 暖房が利用できないと生活が大変に
正直、冬の寒い時期に引越しをしたいとは思いませんよね。
しかし引越しに適さない時期は、引越しする人が減少するため、引越し料金が安くなる傾向にあります。
競争が激しい業界では、需要と供給のバランスが値段に大きく影響し、需要に供給が追いつかなければ、料金はどんどん値上がりします。
一方で、需要が少ない場合には引越し業者同士で、顧客を奪い合うため、値下げ競争になることも珍しくありません。
値下げ競争は、利用者からすると引越し費用を抑えられることを意味しますので、より有利な条件での引越しが可能に。
冬場は引越し作業が少し大変な季節ですが、引越し料金面を考慮すれば、12月に住処を変えるのも悪くないです。
年末年始の休業でクリスマス前後の引越し需要が高まる
年末年始は、引越し業者も休業している場所が多いです。
サカイ引越センターはいつがお休みですか?
定休日はございません。 但し年末年始はお休みをいただく営業所がございますので、各営業所へご確認ください。
Q.お休みはいつですか?
定休日についておしえてくださいお引越のお問い合せやお申込みなどの受付応対については、
年末年始(12/31、1/1~1/3)を除いて年中無休です。
引越業務に関しては、2017年8月より定休日を設けております。詳しくはお問い合せください。
そのため年内に引越ししたい人は、年末の前の週(12月22日ごろ)からの1週間は引越し需要が高まる可能性も。
また平日であっても、年末に会社を退職する人は有休を利用して引越すケースもありますのでご注意ください。
12月の引越し作業はオススメなのか
12月の引越しは上旬から中旬までがオススメ
引越し業者に依頼すれば冬の引越しもそれほど大変ではない
さきほど述べたように12月は
- 気温は一桁、地域によってはマイナスになる日もある
- 北海道や東北なら雪が降る
- 暖房が利用できないと生活が大変に
と、正直引越しにはあまり適さない季節です。
しかし引越しの荷造りは部屋の中で行うので、寒さはしのげますし、運搬は引越し業者に依頼すれば、寒空の中作業する必要はなくなります。
注意点としては、引越し先の物件に到着した際に、すぐに暖房が利用できるように準備は整えましょう。
また最悪の場合に備えて、毛布を梱包した段ボールはしっかり把握してください。
実は安い金額で引越しが可能
繰り返しになりますが、「寒い」や「雪が降る中作業したくない」などのマイナスイメージがある時期ほど、引越し費用を抑えるチャンス。
引越しする人が少なければ、引越し業者は集客争いのためにキャンペーンや割引セールを実施する傾向にありますので、安い金額での引越しが可能に。
「ホントかな?」と疑問に思いましたら、ぜひ見積もりしてみてください!
引越ししたくない季節は引越し費用を抑えるチャンス
引越し需要が少ない12月中旬までは希望日に引越しが可能
引越しシーズンに引越す場合、希望日に引越すためにはできるだけ早めに予約をしなければなりません。
とくに休日については、引越し予約が可能となる1か月前の時点から予約がドンドン埋まっていきます。
ただ12月中旬までは、そこまで引越し予定日に神経質になる必要はありません。
なぜなら引越しする総数が少ないため、予約に余裕がある状況はある程度続くからです。
もちろん休日や引越し日直前で、希望日に引越すのは難しいですが、他の月と比較すると希望に沿った形での引越しが可能となります。
12月の引越し費用が安い日と少しでも値段を下げる方法
12月に引越しすだけで、他の月に引越すよりも多少費用は抑えられます。
しかし引越し費用を極限まで安くしたい場合には、もう少しポイントを抑える必要があります。
平日なら火・水・木曜日が特に料金がお得になる傾向
平日と休日を比較した場合、間違いなく平日に引越した方が料金は安いです。
ただ平日であっても、曜日によって料金は異なります。
たとえば月曜日や金曜日は土日と組み合わせて有休を取得しやすいため、平日の中では料金が高め。
逆に火曜日・水曜日・木曜日は引越し費用が抑えられる傾向にあり、大手引越し業者も平日中日の引越しをオススメしています。
繁忙期の3月、4月のほか、月末、金・土・日曜、祝日、大安などは引越しの予約も多くなりますので、お値引きがしづらくなります。逆にそれ以外の日にちに関しては、大幅なお値引きも可能となりますので、料金を重視する方は平日のお引越をおすすめいたします。
注意点としては、年末に差し掛かると有休を利用して引越しをする人が増えますので、ご注意ください。
月末や大安は避けること
平日であっても、月末や大安は引越し需要が多いです。
月末に引越しが多いのは、家賃の更新が月末のケースが一般的なため。
また大安は、総じて縁起がいい日とされていますので、平日を狙って引越す人が一定数います。
ただ月末や大安に引越す場合と、それ以外に引越す場合で、引越し内容が変わることはありません。
変わるのが引越し料金だけ。
そのためこだわりが無い場合は、月末や大安を避けて引越しするのをオススメします。
引越し予約は1日でも早く連絡する
引越し業者は、少しでも収入の見通しを立たせるために、少しでも早く引越し予約を入れてもらうために行動します。
とくに引越し需要が少ない12月は、1日でも早く予約で予定を埋めたいのが引越し業者の本音です。
そのため引越し業者選びは、1日でも早く行った方が実はお得になるケースがほとんどです。
複数の引越し業者に見積もりを取る
引越し費用を抑える一番の有効手段は、複数の引越し業者に見積もり依頼をすることです。
定価の引越し料金は、引越し業者によって金額は異なりますので、必ず複数の業者に見積もりを出してもらいましょう。
ただ注意しなければならないのは、自分で複数の見積もり業者に電話をするのは大変な点。
引越し前は何かと忙しいですので、複数の引越し業者に依頼する際は『引越し一括見積もりサイト』を利用しましょう。
12月に引越しする際のまとめ
12月の引越し相場についてのまとめです。
- 12月の引越し料金相場は安い
- 年末年始は引越し業者も休みの可能性が高い
- 狙い目は平日の火・水・木
- クリスマスの週の引越しはできるだけ避けるべき
引越し費用を少しでも安くした人は、12月中旬までの平日に引越しをしてください。
また引越し費用は、引越し業者によって異なりますので、引越し一括見積もりサイトなどを利用し、少しでもお得に引越ししましょう!
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