引越しした際、お隣さんや近所に手土産を配るか迷いますよね。
手土産を配る場合でも、金額や商品も迷いますし、正直手土産を準備するのは面倒です。
ただ手土産を渡すだけで人間関係が円満になるなら、これほど費用対効果の高い支出はありません。
高額な品物を準備する必要はないので、ちょっと手土産を持参してご近所さんに引越しの挨拶をしましょう。
そもそも引越しの挨拶で手土産を準備しないといけないのか？
引越し時の手土産を考える前に、このご時世、引越しの挨拶回りって必要か疑問ですよね。
引越しの挨拶回りをしなければいけない法律なんて存在しませんが、地域や状況によって慣習化されている度合いは変わります。
たとえば昔ながらの慣習が根強い田舎では、挨拶回りをした方がいいでしょう。
田舎は仲間意識が強いため、移住者を部外者扱いする人も少なからずいるため、挨拶をしないと少し距離を置かれてしまう心配もあります。
また戸建てやマンションを購入する人も、挨拶回りをした方がいいでしょう。
10年20年と住み続けるなら、地域住民との協力は必要不可欠であり、挨拶一つでトラブルを減らせるなら安いものです。
一方、都心の賃貸物件など人の出入りが多い場所や一人暮らしの場合、挨拶回りをしないケースも多いです。
挨拶をして怒られるなんてことは無いですが、近所付き合いが苦手な人もいますので、偶然会った際に挨拶する程度でも問題ありません。
今住んでいる場所のご近所さんへの挨拶は必要なのか？
引越し前（前住所）のご近所さんへの挨拶はした方がいいでしょう。
挨拶すべき理由は2つです。
- 引越し作業時のトラブルを避けるため
- お世話になったお礼
引越しする際は、運搬用のトラックが入りますし、マンションであれば作業員も建物内に入ります。
生活スタイルは人それぞれなので、引越し作業中に苦情を言われないように、お隣さんやマンションの場合は、左右上下の住民へ一言伝えましょう。
また挨拶時の手土産は、お世話になった具合によって有・無を分けても大丈夫です。
渡す手土産は500円から1,000円以内の品物に抑え、日用品やお菓子など汎用性の高いものを選んでください。
引越し手土産の相場はどれくらい？
引越し時の手土産は、ご近所さんに挨拶回りするのが第一目的ですので、高価な手土産は不要です。
手土産の金額が高すぎると、相手に気を遣わせてしまうので、ほどほどの金額に留めるのがポイントです。
ご近所の方々へは1,000円程度
ご近所さんへの手土産は、1,000円くらいが相場です。
マンションで上下左右の住民や大家さんに渡すことを考えた場合、3,000円なら2万円近くになってしまいます。
また高価すぎても、良い印象を与えられるとは限りませんので、金額はほとほどにしましょう。
大家さんや自治会さんへの手土産は3,000円程度
大家さんや自治会長さんに挨拶に行く際は、ご近所さんの手土産よりも少しランクアップした品物を渡しましょう。
3,000円くらいが一般的な相場で、大家さんなどに渡す場合でも、そこまで高額な品物である必要はないです。
引越し挨拶に持参する手土産で喜ばれる品物は？
引越し挨拶で持参する手土産に決まりはありません。
ただこちら側が渡したい品物を押しつけてしまうと迷惑になることもあるため、ご注意ください。
引越し手土産は日用品や消耗品がベター
手土産で失敗しない品物は、日用品や消耗品など、もらった側が気兼ねなく使える物です。
日用品・消耗品の種類
- タオル、ハンカチ
- ティッシュ、キッチンペーパー
- 台所用品、洗剤
タオルやティッシュなどはあっても困りませんし、消耗品なのでもらった側も使いやすいです。
一方洗剤やシャンプーは好みが分かれる物なので、少し注意しないといけません。
またトイレットペーパーなど、かさばる物は持ち運びが大変ですし、もらった側も置き場所に困りますので、大きさにも気をつけてください。
菓子折やコーヒーでもOK
日用品と同様、消化しやすいお菓子やコーヒーはも手土産の選択肢になります。
菓子折は梱包されているため渡しやすいですし、コーヒーは小さいので持ち運びが楽です。
ただコーヒーは飲める人、飲めない人が分かれてしまうので、引越して手土産用の飲み物詰め合わせでもOKです。
引越し手土産の渡すタイミング
ご近所さんへ手土産を持っているタイミングはちょっと難しいですが、引越しした後すぐに渡せるように準備しましょう。
引越し先に到着したらできるだけ早くに挨拶する
引越しする際は、引越し作業が行われますので、他の入居者やご近所さんは、誰かが引越してきた状況を把握しています。
「挨拶に来るかもしれない」と思っている方もいますので、引越し先に到着したら早めに挨拶をした方がいいでしょう。
また挨拶する時間帯は日中が基本で、早朝や午後6時以降に挨拶するのは避けてください。
名前を覚えてもらう手段として「のし」を利用する
手土産を渡す際、品物をそのまま渡すだけでは味気ないです。
日用品や飲み物でも、梱包された箱にのしを付ければ、金額関係なく手土産になります。
また「のし」は見た目的にも栄えますし、自分の名前を記載すれば相手にこちらの名前を知ってもえます。
口頭だけでは、名前（漢字）をイメージできませんので、名刺代わりに手土産を上手く使いましょう。
なお引越し手土産用のギフトなら、最初からのしが付いているので便利です。
引越しで忙しい時期にお店で買うのも大変ですので、ネットでまとめて注文した方が負担を軽減できます。
引越し手土産の品物と相場のまとめ
引越しで手土産を渡す際の品物の種類と相場のまとめです。
- 挨拶回りの習慣は地域で異なる
- 金額は1,000円程度
- 品物は日用品や菓子折
- 大家さん・自治会長さんへは少し上乗せする
挨拶回りが苦手な方もいるかもしれませんが、引越しした時点では地域のルールもわかりませんので、できるだけ相談や質問をできる雰囲気作りは大切です。
手土産の出費は少しありますが、相手の印象が良くなれば新生活も上手くスタートできるかもしれません。
なお引越し時はやることがたくさんありますので、手土産は事前に準備しておくことをオススメします。
