引越し前でも手続き可能！転出届はいつまでに行うべきか

住民票の転出届は、引越し前でも引越しした後でも手続き可能です。

引越し先が遠方になる場合は、引越し手続きが大変になるので引越し前に手続きしましょう。

一方で、転出証明書は郵送で取得することも可能なので、郵送での手続きもご検討ください。

転出届は引越し前に住んでいた市区町村で手続き！

転出届の手続きは、今まで住んでいる住所（引越し前）の市区町村で手続きをします。

千葉市や横浜市など、同じ市内でも他の区に引越す場合（区間転居）は、転出届ではなく転居届の手続きを行います。

一方東京23区は市がありませんので、引越しが23区をまたぐ際は転居届ではなく転出届を提出しなければなりません。

転出届の手続きは引越し日の前後14日以内に

転出届の手続きは、引越し日の前後14日以内に行ってください。

手続きする自治体は、今まで住んでいた地域の市町村の役所です。

また転出届手続きにをした際に発行される『転出証明書』は、転入先の市区町村に提出する書類ですので大切に保管してください。

住民票は必ず異動手続きをしなければならない

住民票の異動手続きは正直面倒です。

日常生活おいて住民票を変更しなくても支障が出ることはほとんどありませんが、住民票の異動手続きは任意ではなく義務なので、やらなくてはいけない手続きです。

住民基本台帳法

（転出届）
第二十四条　転出をする者は、あらかじめ、その氏名、転出先及び転出の予定年月日を市町村長に届け出なければならない。

また児童手当などは、住民票によって受給者を判断したりするので、対象の市町村に住所が存在しないと給付金や手当を受給できない問題が発生する可能性もあります。

転出届は郵送でも手続きできる

転出届は、市町村の役所の窓口に行かなくても郵送によって手続きすることも可能です。

郵送により手続きする際は、各地方自治体で指定された様式を印刷し、必要事項を記載してください。

また送付する封筒には、本人確認書類など以下の書類も同封して、郵送してください。

参考：郵送用の転出届（千葉県千葉市の様式）

転出届を郵送し転出証明書が送付されるまでの期間

転出届を郵送し、転出証明書が返送されるまでの期間は市町村によって異なりますが、役所に書類が届いた後1週間程度を目安としてください。

必要書類が揃っていないと、転出証明書を発行してくれませんので、追加で書類提出をする場合、返送される期間が延びます。

また入学や就職など、転出入が盛んになる季節は役所も手続きに追われているため、返送に時間がかかることも想定し、手続きしてください。

なお転出証明書の返送先は、請求者の住所宛のみです。

返送先を職場宛にすることはできませんので、注意しましょう。

引越し時に転出手続きをやるべきタイミングのまとめ

転出届は、引越し前後14日以内に行ってください。

転入届は転出証明書が無いと手続きできませんので、転出証明書は引越し前に取得しましょう。

また住所を変更した後の住民票は、運転免許証などの住所変更をする際などに必要です。

引越し時は住民票の異動手続き以外にやるべきことは沢山ありますので、『引越し前・後の準備でやることチェックリスト！【PDF・エクセルのDL可能】』を参考にしていただき、計画的に引越し作業をしてください。