次のケースに該当する場合は、水道料金の契約者の名義変更は忘れずに変更してください。
- 名義人が亡くなった
- 名義人が退去した
- 結婚や同棲により名義人を統一する
- 結婚により姓が変更になった
本記事では、水道契約の名義変更をする際の手続き方法と、必要な書類について解説します。
水道の名義変更をする際の手続きの順番

水道の名義変更手続きの手順は、多くありません。
最初に自分の契約している水道局を確認し、申し込みをするだけで完了します。
水道の名義変更は管轄の水道局で手続きすること
水道は、全国に所在する水道局が管理しており、管轄外の水道局では、名義変更の手続きはできません。
水道局の管轄エリアは基本的に市区町村ごとですが、複数の市区町村をまとめて管轄している水道局もあります。
そのため最初に「○○市 水道局」と検索し、自分の住んでいるエリアの水道局をご確認ください。
名義変更手続きはホームページ・電話・営業所の3種類
水道の名義変更手続きの方法は、
- ホームページ
- 電話
- 営業所
の3種類あります。
水道局の営業所に出向き手続きすることも可能ですが、水道局の営業所は平日しか開いていませんので、行く際の日時にはご注意ください。
一方、ほとんどの水道局では、自らのホームページを開設しており、申し込みサイトから手続きできるようになっています。
ホームページから手続きできない場合でも、電話連絡で対応してくれる水道局もありますので、基本的に自宅で名義変更の手続きが出来ると、認識して大丈夫です。
なお下記のリンク先のサイトは、水道局ではありませんが、管轄の水道局を検索したり引越し手続きを案内するサイトです。
水道の引越し手続きがご不明な方は、電話またはメールでお問い合わせください。

水道料金の名義変更時に必要な書類と注意点

水道料金の名義変更時に特別な書類は必要ありません。
ただ名義変更時に注意すべき点はいくつかあります。
水道の名義変更で必要な書類
インターネットや電話で手続きする際、以下の情報を確認できる書類の準備をしてください。
- 旧契約者の住所・氏名
- 新契約者の住所・氏名
- 水道のお客様番号
- 電話番号
また現在水道料金の口座振替の引き落としを選択している方で、口座を変更する場合には以下の書類を用意してください。
- 新契約者の住所、氏名
- 水道のお客様番号
- 引き落としする銀行口座
- 届出印
振替口座については、書類提出が必要となります。
また提出後すぐに引き落としが可能とはなりませんので、手続きが完了するまでは納付書で納めることになります。
水道料金の未払い金を引き継ぐかは確認すること
水道料金は2か月分をまとめて請求するため、水道を使用するタイミングと請求のタイミングにズレがあります。
名義変更する場合、名義変更後に前契約者の水道料金の請求が届きますので、新契約者の方が水道料金の支払い(債務)を引き継ぐか決めましょう。
名義変更しても、変更前に使用した水道代は前所有者が支払う場合には、債務を引き継ぐ必要はありません。
ただ前所有者が水道代を未払いのまま放置すると、最悪の場合水道が利用停止になる危険もあるため、前所有者が退去する際は事前に水道代を預かるなど、対策をしてください。

名義変更と共に引越しをする場合

引越しにより水道を停止・利用開始する際は、引越し1週間前までには連絡してください。
水道の引越しステップ | 手続き内容 | 手続きするタイミング |
①利用停止の連絡 | 現在利用している水道局に利用停止の連絡をする | 引越し1週間前 |
②利用開始の連絡 | 引越し先を管轄する水道局に利用開始の連絡 | 引越し1週間前 |
③水道料金の精算 | 検針員が日割りで水道料金を確認 | 口座振替であれば引越し後に精算 |
④引越し先の水道が出るかチェック | 契約後、水道から水が出るかを確認 | 水道局と契約し、引越し後に確認 |
STEP①:水道の利用停止は遅くても1週間前に連絡すること
水道の利用停止の連絡は必須です。
利用停止の連絡をしないと契約終了となりませんので、引越し前と引越し後の水道料金を二重に水道代を支払うことになります。
参考:ガス料金の二重請求の原因は?東京ガス・ニチガスなどでも起こりうる重複払いの仕組みを解説
そのため水道の利用停止は、遅くても1週間前に連絡をしてください。
東京都水道局のように、数日前に連絡しても対応してくれる水道局はあります。
ただ休日や年末年始をや、混雑する時期に連絡する際は時間に余裕を持って連絡することをオススメします。
質問;引っ越しをするのですがどのような手続が必要ですか。
回答; お引っ越しの3〜4日前までに、ご使用の開始又は中止のお手続きをお客さまセンターへご連絡いただくか、インターネットからお申込みください。
STEP②:水道の利用は引越し当日まで可能
水道の解約連絡をする際、利用する最終日を伝えることで、引越し当日まで水道を使うことが可能になります。
もし引越し前日に水道をストップしてしまうと、トイレに水が流れなくなるためご注意ください。
STEP③:退去月の水道料金は日割りで計算して精算する
退去する月の水道代は、日割りで料金を計算して精算します。
精算方法は水道局によって異なりますので、連絡する際にご確認ださい。
一般的には毎月の支払方法(口座振替など)で精算しますが、水道局によってはその場で検針員に支払いできるケースもあります。
ただ検針員に料金の精算をしてもらう場合、メーター測定に立ち合う必要がありますので、解約時に日程調整をしてください。
STEP④:引越し先の水道局に連絡し水道が利用できるか確認
水道の解約連絡が終わりましたら、引越し先の水道契約の連絡をします。
マンションやアパートの場合、建物全体で水道料金を支払っている場合があり、その際には個別契約が不要なケースもあります。
個別契約の必要性については、賃貸物件を契約する不動産屋にご確認ください。
また引越ししましたら、最初に水道が出るか確認しましょう。
元栓が閉まっていると水は流れませんので、元栓は最初にチェックしてください。
1日でも水が使えないと生活に支障が出ますので、元栓を開けても水が流れない場合には、すぐに水道局に連絡しましょう。

水道料金の名義変更手続きの方法のまとめ
水道料金の名義変更手続きの方法のまとめです。
- ネットからの手続きも可能
- 前契約者の水道料金の精算をお忘れなく
- 引越し時は停止・開始の手続きが必要
同居人に水道の名義を変更する場合には、手続きを急ぐ必要はないかもしれません。
ただ契約者が退去したり引越しをする際は、期限が決まっていますので、すみやかに水道局へ連絡し、手続きしてください。
なお水道と同様、電気・ガス・インターネットの手続きも必要です。
名義変更しないと同じようなトラブルが発生しますので、早め早めに行動しましょう!

