新型コロナウイルスで社会が変化している中、学校の入学式のタイミングが4月から9月に変更するか否かの議論が盛んに行われています。
すでに学校を卒業している人や、子供がいない家庭では関係ないと思われがちですが、引越し模様が激変するかもしれません。
では9月入学に伴い、引越し業界がどのように変化するのかについて解説します。
※2020年5月時点の情報を参考にしております。
9月入学とは
最初に、世間で議論になっている9月入学についてご説明します。
世界では9月入学が主流
そもそも、なぜ4月入学から9月入学に変更するのか。
最も大きな理由して挙げられているのが、世界の主要国が9月入学だからです。
- アメリカ
- イギリス
- イタリア
- カナダ
- フランス
- 中国
- ロシア
シンガポールや韓国、タイなどアジア圏では、1月から5月と春先に新年度が始まる国が多いですが、世界第2位の経済大国である中国は9月入学です。
現状の4月入学の高校から9月入学の海外の大学に進学する場合、5か月間の空白期間が生まれます。
日本では現状、空白の5か月間を有効に利用できる手段がありませんので、他国に後れをとってしまう可能性があるのです。
なお日本が世界と合わせて9月入学にする場合、現在の生徒・学生は後ろ倒しではなく前倒しにしないと年齢が一致しません。
海外では飛び級など年齢よりも、能力に応じて学年が変わることもそこまで珍しくありませんし、生涯学習が根付いていますので、日本よりも年齢のハードルは低いです。
それでも高校生までのスポーツ大会については、年齢に区分けされることも珍しくありませんので、9月入学が決定したら、世界に合わせて学年が前倒しになると予想されます。
9月入学により就職活動が変化する
世界に合わせて9月入学により、就職活動にも影響が出てきます。
大学入学については、先ほど申し上げました、5か月間の空白が生まれるのを防ぐことが可能です。
ただ日本の企業は、新卒一括採用方式で、毎年4月に大量採用します。
もし9月入学にすると、卒業は6月(海外の場合)から8月になる可能性が高く、それに応じて採用時期も変更になるかもしれません。
一括採用ではなく通年採用になる可能性
日本の就職活動は新卒一括採用が主流であり、9月入学に伴い、採用時期を9月に変えることも考えらえます。
ただ新卒一括採用は世界的には少数派であり、世界では通年採用が一般的です。
通年採用とは、企業が必要に応じて随時人材採用を行うことをいい、通年採用に移行すれば今のような就職活動はなくなります。
また新卒でなくても就職できる機会が増えますので、働き方や就職方法にも変化がもたらされるでしょう。
9月入学が実施された場合の予想される引越し業界への影響
1年を通じて引越しが盛んになるのが、3月から4月の就職、進学時期です。
引越し需要はこの時期に集中しており、国土交通省も引越し時期の分散化を求める事態となっています。
しかし入学時期が4月から9月に変更すると、繁忙期が一変する可能性が大きいです。
春先の引越し需要が減り、繁忙期が分散化する
9月入学が決定すれば、企業の採用時期も9月に変更になる可能性が高いです。
となると、今まで3月・4月に集中していた繁忙期が、9月に移ることが予想されます。
一方で、春先は引越しするのには適した時期でもあります。
夏は暑いですし、秋は台風シーズン、冬は寒いので引越し作業も大変です。
しかし春は適度な気温で、天候にも恵まれているため、たとえ入学や進学時期が9月に移行しても、春先に引越しする人はいると推察されます。
そうなると、
- 春先は引越しした人が引越す時期
- 夏から冬は9月入学・就職に備えた時期
- 冬は引越し費用を抑えたい人が引越す時期
など、年間を通じて一定の需要が見込めるため、引越しする人が分散化するかもしれません。
通年採用方式なれば引越し繁忙期と閑散期が無くなる
入学時期が4月から9月になった場合、入学準備が秋に移行するだけで、引越し需要が集中するのは避けれられません。
ただ就職については、通年採用が実施されれば、新卒採用者が一度に引越しをすることもなくなります。
となると、入学と就職のダブルで発生した引越し需要が分かれますので、現在の繁忙期よりも混雑が緩和される可能性があります。
分散化することで引越し費用が高くなる可能性も
引越し料金は、需要の多い・少ないで変化します。
引越し需要が多い時期は、キャンペーンをしなくても引越しする人が大勢いますので、料金は高めに。
一方、引越し需要が少ない6月や11月などは、顧客を集めるために積極的にキャンペーンを実施するので、繁忙期の半額程度で引越しできるケースもあります。
ただ引越し需要が年間通して平準化すれば、ほどほどの引越し需要が続くため、割高の引越し料金はありませんが、割安で引越すことも難しくなります。
9月入学になっても引越し費用を抑える方法は同じ
9月入学になれば、年間通じての引越し相場には変動が生じる可能性はあります。
ただ引越し費用を安くする方法は、変わりません。
- 引越し1か月前から予約
- 見積もりは複数の引越し業者に
- 引越し一括見積もりサイトの活用
ポイント①:引越し日の1か月前に予約を入れること
引越し予約はできるだけ早くした方が、希望日に引越せますし、料金も安くなることが多いです。
飛行機のチケットをイメージしてください。
航空券には早割があり、数か月先の席を確保するだけで、チケット代が安くなる制度があります。
引越し業者も同様で、早期に予約すると料金が割引になるキャンペーンは意外と行われています。
引越し業者の立場で考えると、早めに予約が入ってくれた方が収入を確保できますので、Win-Winの関係を持ちつつ費用を抑えられる方法です。
ポイント②:引越し料金の見積もりは複数の引越し業者に依頼すること
引越し料金を抑えるためには、複数の引越し業者に見積もり依頼をするのが鉄則。
冷蔵庫や洗濯機など、高価な家電製品を購入する時、必ず値段は比較しますよね。
また家電量販店なら、他店の金額を見せて値下げ交渉をして、安く購入することも可能です。
引越し業者も同じで、複数の会社に引越し料金の見積もり依頼すれば、費用を比較できます。
また複数の引越し業者の見積もりを取れば、他社の見積金額を交渉材料として利用することも可能です。
ポイント③:引越し一括見積もりサイトを活用すると料金がよりお得に
複数の会社に見積もり依頼して料金を比較すれば、引越し費用は抑えられますが、たくさんの業者から見積もりを取るのは面倒です。
また値段交渉が苦手な人もいると思いますので、そんな時は『引越し一括見積もりサイト』を活用してください。
引越し一括見積もりサイトとは、引越しする本人に代わって引越し業者に見積もりをしてくれるサイト。
提携している引越し業者にまとめて見積もり依頼をしてくれるので、直接引越し業者に連絡する必要がありません。
また無料で利用できますので、追加で支払う費用も発生しませんので気軽に使えるのもポイントです。
9月入学になった際の引越し相場のまとめ
9月入学になった場合の、引越し関連の影響についてのまとめです。
- 引越しピークが3月・4月から8月9月に
- 通年採用になれば、繁忙期でも引越しがしやすくなる
- 引越し料金を抑える方法は今と同様の方法
9月入学は議論の途中であり、正式決定はしていません。
しかし正式決定すれば、学生や、これから就職する人は大きな影響を受けます。
また社会人の方でも、引越しする時期によって変化していた引越し料金がまた違ってきますので、引越しする際には再度情報をお確かめください。
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