テレワークで仕事をする人の増加などから、光回線を新規利用する際は、契約から1か月以上待たなければいけません。
そんな中、光回線の代わりとして注目されているのが、2021年8月27日から提供を開始した「ドコモ home 5G」です。
ドコモのhome 5Gは最短契約当日から利用可能ですので、本記事で特徴と使用上の注意点をご確認ください。
光回線を利用する際に問題となるポイント
インターネットを快適な環境で利用した場合、光回線が有力な選択肢となるのは間違いありません。
しかし光回線を使用する場合、いくつか障害となる点がありますので契約前にご確認ください。
回線の開通・閉鎖工事は必須
光回線を利用する際、最大の障壁となるのが回線の開通・閉鎖工事です。
光回線は電柱から部屋まで回線を敷き、インターネットを利用できる環境を作らなければなりません。
短期賃貸マンション(いわゆるウィークリーマンション)や、あらかじめ光回線が備わっている賃貸物件に引越す場合を除き、光回線を利用するためには自分で回線工事の手続きをする必要があります。
回線工事は有料であり、回線を引く場所によって工事料金が上乗せされることもあります。
光ファイバーを通す穴があれば大きな工事は必要ありませんが、穴が無い場合には光ファイバーを通すために穴を開ける工事が必要です。
作業量が増えれば工事代は高くなりますし、1日で作業が完了しない場合もあり、工事中は立ち会うことになるので日程調整もすることになります。
賃貸物件に住んでいる場合、無断で穴を開けることはできませんし、穴を開けた場合破損扱いとして修繕費を請求される可能性もあるので気を付けてください。
光回線を通した部屋から退去する際は、光回線設備の撤去工事が必要となり、撤去作業の費用も負担しなければなりません。
撤去のタイミングで回線契約を解約するとなると、違約金が発生することもありますので、光回線は導入・撤去コストがかかると認識してください。
光回線を利用できない地域もある
光回線には、フレッツ光やauひかり、Softbank光など種類がありますが、利用できる地域が限られています。
光回線の最大手のフレッツ光は全国で満遍なく利用できますし、フレッツ光の回線を利用するSoftbank光などの『コラボ光』も、同様に利用可能エリアは広いです。
auひかりは、フレッツ光に及ばないものの全国各地で利用することは可能です。
しかし中部・関西地方の一部で利用できないエリアはありますし、地方だと場所によっては利用できない可能性もあります。
NURO光は高速通信できることで有名ですが、四国など利用できないエリアはまだまだ存在します。
利用対象エリア内の地域であっても、賃貸物件の契約上光回線を導入できない場合や、居住期間が短い場合には、光回線を導入するメリットは少ないです。
1か月以上先にならないと回線工事の予約ができない
2021年以降問題となっているのが、光回線工事の混雑です。
光回線は部屋に回線を敷く関係上、契約者本人が回線工事を行うことはできませんので、必ず業者へ依頼することになります。
工事は予約制であり、予約が埋まっていれば、契約が完了していてもすぐに光回線を使える状態にはなりません。
そんな光回線ですが、テレワークの急増などの影響で、工事予約が飛躍的に混雑している状況になっています。
従来は、平日であれば契約日の2週間後に工事をしてもらえるケースも少なくありませんでした。
しかし2021年になってからは、平日であっても1か月先まで工事予約は埋まっており、休日であれば2か月以上待たされることも珍しくありません。
引越し先は1か月後に決めることも多いですが、2か月先まで工事の予約ができない場合、引越し後しばらくは光回線が利用できない状態で生活することになります。
モバイルWi-Fiを利用するし、対策する方法もあります。
ただ一時的にモバイルWi-Fiを使用するとなると、契約・解約手続きが必要になりますし、解約を忘れてしまうと、二重にインターネット費用を支払うことになる点はご注意ください。
集合住宅だと利用する光回線が指定されていることも
マンションやアパートの集合住宅の場合、建物全体で利用する回線が決まっていることがあります。
auスマホを使っている人は、auひかりを利用することで、スマートバリュー適用によりスマホ料金を安くすることが可能です。
しかし引越し先のマンションがSoftbank光を利用することが指定されていた場合、スマートバリューの適用はできなくなるため、割引を受けることができなくなります。
また光回線は2年または3年契約が一般的であり、引越し先で継続利用できないと違約金が発生します。
違約金は1万円程度になることが多く、撤去費用と合計すると数万円の出費が発生することもあるので注意が必要です。
光回線の代わりとなる『ドコモ home 5G』の特徴
光回線が利用できない環境や、すぐにインターネット回線設備を整えたい人は、ドコモのhome 5Gを選択肢にしてください。
料金面はもちろんのこと、光回線に劣らない環境下でインターネットが利用できるようになります。
home 5Gの料金プランは1つ
「home 5G プラン」の利用料金は、月額4950円。
ドコモショップなどで手続きする際は、初期費用として3,300円発生しますが、ドコモオンラインショップであれば初期費用は無料です。
home 5G プランを利用する際は、専用端末である「home 5G HR01」が必要であり、端末価格は39,600円と少々高め。
ただ割引施策の『月々サポート』の適用で、1か月1,100円割引を36か月間適用できるため、3年間利用すれば端末代金は実質ゼロで利用することが可能です。
工事不要!コンセントに差し込むだけで利用できる
home 5Gの最大の魅力は、コンセントに差し込むだけでWi-Fiが利用できる環境を作れる点です。
光回線は完全無制限でインターネットを利用できますし、通信速度と回線の安定性を考えるなら一択と言っても過言ではありません。
しかし光回線を利用する場合は、部屋まで回線を敷く必要がありますので工事が必要になりますし、工事費用も負担しなければなりません。
開通工事は専門業者が行いますが予約は必須なので、すぐにWi-Fiを利用したい場合、光回線ではなくhome 5Gに軍配が上がります。
ルーターが届けば当日からWi-Fiが使えるようになる
home 5Gを利用するためには専用プランに加入し、5G対応ホームルーターであるhome 5G HR01を用意する必要があります。
しかし端末が手元に届けば、コンセントに差し込むことで、その瞬間からインターネットが利用可能になります。
利用する際に特別な設定はほとんどありませんし、ルーターのQRコードから手続きできるようになっているので、YouTubeなどで作業手順を確認しながら準備する必要はありません。
ドコモオンラインショップで契約すれば、いつルーターが届くか確認できますし、ドコモショップや家電量販店に在庫があれば、契約した当日から使えるようになるのもポイント。
急な引越しで新居に光回線の導入が間に合わない場合、すぐに手配できるのも大きなメリットです。
通信量無制限!安心のドコモネットワーク
ドコモ home 5Gは、データ量無制限で利用することが可能です。
モバイルWi-Fiを使う場合、1か月100GBや3日間10GBなどの容量制限があり、上限を超えると通信制限がかかってしまうのが、難点でした。
しかしドコモ home 5Gであれば、データ容量が特に多いと判断された契約者以外は通信制限がかかることはありません。
5G対応で最大受信速度4.2Gbpsの超高速通信の実現
ドコモ home 5Gは5Gに対応しており、対象エリア内なら最大受信速度4.2Gbpsの超高速通信環境下でインターネットを利用できます。
現実に利用する際に最高速度が出ることはなく、Wi-Fi側の最大伝送速度は1,201Mbpsです。
しかし100Mbpsも出れば通信速度に不満が出ることはまずありませんし、使用する環境によっては光回線よりも通信速度が速くなることも考えられます。
ドコモユーザーならスマホ割の適用がある
ドコモユーザーは、「home 5G プラン」に加入することでセット割引が適用できる可能性もあります。
「home 5G プラン」と「ドコモのギガプラン」をセット利用で、スマホの月額料金が最大1,100円割引される「home 5G セット割」を受けられます。
スマホのセット割はドコモユーザー限定ですが、home 5Gはドコモユーザー以外でも利用可能なのでご安心ください。
<home 5G セット割適用後の月額料金>
今加入する場合、15,000円の現金キャッシュバック!
話題沸騰中のドコモ home 5Gですが、下記のリンクから申し込みしていただければ、開通確認後に現金15,000円キャッシュバックします!
キャッシュバック条件に、オプションの加入は一切必要ありませんのでご安心ください。
利用前に知っておきたい『ドコモ home 5G』のデメリット
インターネット回線を選ぶ際、ドコモ home 5Gを選べば全員満足するとは限りません。
生活環境やインターネット回線の利用目的によっては、光回線など他の選択肢をチョイスした方がいい場合もあります。
光回線よりも通信速度は安定しない
「ドコモ home 5G」は、コンセントに差すだけでWi-Fi環境が整う便利さはありますが、通信速度や速度の安定性は光回線には及びません。
光回線は光ファイバー網を通じて通信を行うため、電子機器などから妨害されることも少ないですし、有線接続すれば電子機器が近くにあっても混線することはありません。
一方、ドコモ home 5Gは電波を受信してWi-Fi環境を作る関係上、設置する場所に電波がしっかり届くかどうかで通信速度は大きく変わってきます。
電波の受信精度がカギとなります。
たとえば電波の入りにくい場所にhome 5G HR01を設置しても、通信速度は遅いですし、通信速度が不安定になることもあります。
また近くに電子機器があると混線により電波をキャッチしにくくなる環境もあり、有線接続は1台のみ限られるため、複数の電子機器を直接繋ぐことはできません。
インターネットを利用する目的が、動画を視聴したり、ネットサーフィンならドコモ home 5Gの通信環境で支障が出る可能性は低いです。
しかし通信速度と安定性が重要になるオンラインゲームや、大容量の動画などをアップロードする仕事・趣味をお持ちの方の場合、光回線の方がオススメできます。
大容量を使いすぎると速度制限がかかる可能性も
ドコモ home 5Gは、無制限と謳っており、3日10GBなどの通信規制などはありません。
しかしネットワークの混雑状況によっては通信速度が遅くなったり、回線に接続しにくくなることもあります。
当日を含む直近3日間のデータ利用量が特に多い方は、一般の利用者よりも通信速度が遅くなることもあります。
大容量の具体的な数値は公表されていませんが、1日100GB使用しても通信制限がかからなかったとの声もありますので、執筆時点では普段使いで通信速度が低下することは考えにくいです。
また一定時間内または1接続で大量のデータ通信が行われた場合や、長時間接続や一定時間内に連続で接続した際は、通信が中断されることもあるとしています。
なおこれらの規定は、相当のデータ容量を使用する一部の利用者向けのものと思われ、休日にインターネット回線を利用するなどの目的であれば、影響することはあまりないと考えられます。
利用できる場所は契約した住所のみ
ドコモ home 5Gのルーターであるhome 5G HR01は、契約した場所でしか利用することが認められていません。
home 5G HR01には位置情報を確認できる機能が備わっているため、外出先に持ち運んで使うことはやめましょう。
利用する場所の住所変更は、1か月に1回だけ認められています。
したがって今ドコモのhome 5Gプランに加入し、後日引越しすることとなった場合でも、住所変更手続きを行えば引き続き利用することができます。
モバイルWi-Fiはドコモ home 5Gと比較してどうなのか?
光回線が利用できない場合、モバイルWi-Fiも選択肢になります。
モバイルWi-Fiにはドコモ home 5Gにはないメリットがある一方で、デメリットも存在しますので、現在あなたが置かれている状況に応じて使い分けることがポイントです。
外出先等どこでもインターネット環境を作りたい人はモバイルWi-Fi
モバイルWi-Fiの最大のメリットは、どの場所でもWi-Fi環境を作れること。
ドコモ home 5Gは登録した住所でしか利用することができないため、外出先に持ち出しての使用は不可です。
公共施設でも無料Wi-Fiを利用できる場所は増えていますが、無料Wi-Fiはパスワードがないため、セキュリティが問題となります。
その点モバイルWi-Fiは携帯できますし、パスワードは任意で設定できるため安全です。
月額料金はモバイルWi-Fiの方がやや安い
月額料金で比較した場合、home 5GプランよりもモバイルWi-Fiの方が安いプランは多いです。
初期費用は両者とも同程度ですが、注意しなければいけないのが違約金の存在。
home 5Gプランは違約金がありませんので、短期間で解約しても端末代金の支払いだけで大丈夫です。
しかしモバイルWi-Fiは2年や3年縛りのプランが多く、違約金も1万円から2万円発生することもありますので注意が必要です。
モバイルWi-Fiの通信量は一人暮らしが限界
モバイルWi-Fiの通信量は、3日10GBや1か月100GBなど上限が設けられています。
会社員の方で一人暮らしなら、1か月100GBで足りる人もいます。
しかし在宅勤務の人だと1か月100GBでは足りませんし、家族世帯ならモバイルWi-Fiだけで対応するのは難しいです。
またオンラインゲームをする場合、通信速度と速度の安定性は必須なので、home 5Gよりも通信速度が遅く・不安定になる可能性があるモバイルWi-Fiは不向きです。
格安プランは違約金が発生する可能性が高い
お得なプランの多くには年数縛りがあり、更新月以外のタイミングで解約すると違約金が発生します。
モバイルWi-Fiの一部は縛りがないプランもありますが、月額料金が安いプランの多くは2年・3年縛りがあります。
継続利用するのであれば、年数縛りはあまりデメリットになりませんが、一時的に使用する目的の場合には、年数縛りの無いプランやレンタル型のモバイルWi-Fiを使用しましょう。
ドコモ home 5Gの利用をオススメできる人
インターネット回線として、ドコモ home 5Gの利用をオススメできる人をご紹介します。
回線工事ができない環境で生活している人
住んでいる場所が光回線を敷くことのできないエリアや、光回線工事不可の物件に住んでいる人はhome 5Gが選択肢になります。
先述した通り、home 5Gはコンセントに差すだけでWi-Fi環境が作れるようになりますので、簡単ですし工事も必要ありません。
また引越しする際も住所変更手続きをすれば引越し先でhome 5Gを継続利用できますし、撤去工事も不要です。
月額料金は光回線とhome 5Gを比較すると、戸建て住宅の場合はhome 5Gの方が安く、集合住宅の場合は同程度の料金となっています。
ただhome 5Gは開通・撤去工事が不要なので、関連費用がほとんどかからないのも魅力の一つです。
すぐにインターネット回線が必要な人
すでに光回線設備が導入されている物件に住む場合をの除き、光回線を契約と同時に利用することはできません。
それに対し、ドコモ home 5Gは専用端末があれば契約日からインターネット回線を利用できるようになります。
注意点として、モバイルWi-Fiは端末を選ぶことができますが、ドコモ home 5Gの利用できる端末は執筆時点(2021年9月)において、home 5G HR01のみです。
そのためドコモ home 5Gを利用するためにはhome 5G HR01を購入する必要があり、在庫が無い場合には契約してもすぐに利用できなこともあります。
モバイルWi-Fiでは通信量が物足りない人
モバイルWi-Fiは大きく分類すると、1か月で使用量が決まっているプランと、3日間の使用量に応じて上限が設定されているプランの2種類あります。
1か月100GBなど上限が決まっているプランの場合、使いすぎてしまうと、その月で使用できる容量が一気に少なくなるので、通信量を気にしながらインターネットを利用しなければなりません。
普段から使用用途が決まっていて、大容量のデータ量を消費しない人は100GBの容量でも大丈夫ですが、通信量を気にしたくない人には不向きです。
3日間の通信量に応じて速度制限がかかるプランは、通信制限の上限に達しても、3日間の通信量が10GBなど規定の範囲内に収まれば通信速度は元に戻ります。
ただHD画質でYouTubeを視聴すると、1時間で1GB程度になるのため、高画質で動画を視聴したい人にはあまり向いていません。
ドコモ home 5Gは、通信量無制限なのでこれらの問題点をクリアしています。
特に通信量が多い人は通信速度が制限されているとしていますが、無制限を謳っている以上、モバイルWi-Fiの通信速度の上限よりも多い容量を使っても大丈夫です。
ドコモ home 5Gを契約から利用開始までの流れ
ドコモ home 5Gは契約から利用開始まで難しい手続きは不要です。
手続きに不安がある方は、ドコモショップで申し込みをすれば案内をしてくれますのでご安心ください。
ドコモhome 5Gの申し込みを行う
ドコモ home 5Gの申し込み方法を大きく分類すると、オンラインショップと店頭の2種類です。
ドコモオンラインショップで申し込みをすると、通常3,300円発生する初期費用が0円になります。
またhome 5G HR01の在庫状況を確認でき、配達できる日付を確認できることも利点となります。
店頭申し込みする際の選択肢は、ドコモショップと家電量販店の2つ。
ドコモショップだとスマホのプランの料金プランも併せて変更できるなど、ドコモならではの利点がります。
家電量販店での申し込みのメリットは、キャンペーンを利用しての割引です。
時期によっては大型割引も実施しているため、トータルすると家電量販店で申し込んだ方がお得になる可能性もあります。
dアカウントへの登録
ドコモ home 5Gを契約し、利用する際はdアカウントに登録する必要があります。
dアカウントには、home 5Gを利用するためのメールアドレスなどの登録が必要となりますのでご注意ください。
ドコモオンラインショップや、家電量販店でプラン契約した場合は、スマートフォンから設定が可能です。
店頭のドコモショップで申し込みをする場合には、その時点で店舗スタッフがdアカウントの案内をしますので、設定するのが苦手な方はドコモショップで契約するといいでしょう。
コンセントへの差し込み
ドコモ home 5Gは、「home 5G プラン」への契約と専用端末であるhome 5G HR01の購入が必要です。
home 5G HR01以外の利用端末は、2021年9月時点ありませんのでご注意ください。
home 5G HR01が手元に届きましたら、端末にSIMカードを挿入し、コンセントを差して起動します。
利用できるのは、登録した設置場所の住所のみであり、それ以外の場所で利用することはできません。
引越しなどで、利用住所が変更になる際は、設置場所住所の変更のお手続きが必要となります。
home 5Gの利用開始
端末裏面に記載されているネットワーク名とパスワードを確認し、利用するパソコンやスマートフォンに設定登録をしてください。
端末裏面にはQRコードがあり、読み取り接続も可能となっています。
ドコモ home 5Gを利用する際によくある質問
契約してから利用できるまでの期間は?
home 5G プランは、契約後専用端末のhome 5G HRが手元に届けば、設定後すぐに利用可能です。
オンラインショップで申し込みした場合、在庫状況から数日かかることもありますが、ドコモショップや家電量販店で契約した場合、店舗に端末の在庫があれば当日から利用できるようになります。
ドコモ home 5Gに1dayプランのプランは用意されているか?
ドコモのhome 5Gプランは、1か月単位の契約であり、1dayプランはありません。
そのため1日だけ利用したい場合には、1か月契約する必要があります。
1か月で解約しても解約金は発生しませんが、専用端末は購入する必要がありますのでご注意ください。
ちなみにhome 5G HR01の端末価格は、39,600円(オンラインショップ価格)です。
オープン価格となっているため、販売店によっては割引される可能性もあります。
他の機種が登場すると価格が下がる可能性もありますが、執筆時点(2021年9月)ではhome 5Gプランで利用できる機種はhome 5G HR01のみですので、直近での大幅値下げはあまり期待できません。
ドコモ home 5Gにウィークリープランは用意されているか?
ドコモのhome 5Gプランは、1か月単位の契約であり、1週間だけ利用するウィークリープランはありません。
1週間だけ使用するのはもったいないので、1か月のみ利用することも選択肢になります。
ただ専用端末は購入する必要がありますので、専用端末を所持している場合を除き、割高になってしまいます。
そのため一人暮らしなど、あまり通信量を消費しない人はモバイルWi-Fiをレンタルして利用することもご検討ください。
ちなみにhome 5G HR01の端末価格は、39,600円(オンラインショップ価格)です。
オープン価格となっているため、販売店によっては割引される可能性もあります。
他の機種が登場すると価格が下がる可能性もありますが、執筆時点(2021年9月)ではhome 5Gプランで利用できる機種はhome 5G HR01のみですので、直近での大幅値下げはあまり期待できません。
ドコモ home 5Gは1か月単位で利用できるのか?
ドコモ home 5Gは1か月単位で利用でき、違約金も発生しません。
ただ専用端末は購入する必要がありますし、割引特典も毎月の料金から36か月間割引される内容なので、36か月未満で解約する際は端末代金を支払うことになります。
専用端末を別の用途に使用する使い道がある場合は、短期間契約する選択肢もアリです。
専用端末「home 5G HR01」の性能はどうなのか?
home 5G プランを適用するためには、専用端末のhome 5G HR01を利用する必要があり、端末の性能が悪ければインターネットを快適な環境で利用することができません。
home 5G HR01はhome 5G プランと同時に発売された製品なので最新機種ですし、日本のシャープが作っています。
また2.4GHz帯と5GHz帯の両方に対応していますので回線が繋がりにくいこともありませんし、同時接続台数は最大65台と家族全員で利用することもできます。
<home 5G HR01の主な仕様>
機種名 | home 5G HR01 |
通信速度(5G) | 受信時最大4.2Gbps/送信時最大218Mbps |
通信速度(4G) | 受信時最大1.7Gbps/送信時最大131.3Mbps |
サイズ | (高さ) 約170mm × (幅) 約95mm × (厚さ)約95mm |
重量 | 約720g |
同時接続台数 | 65台(Wi-Fi:64台/有線LAN:1台) |
カラー | Dark Gray |
メーカー | シャープ株式会社 |
5Gは誰でも利用できるのか?
5Gでの利用は、利用する地域が5G対応エリアに入っていることが条件となっています。
2021年時点では都心など、全国の一部しか5Gエリアに入っておりませんので、残念ながら5Gを利用できない地域もまだまだ多いです。
しかし5Gが利用できなく地域でも、4G(LTE)回線で利用することは可能です。
4Gは一部の地域を除き、全国のほとんどの場所で繋がりますので、5Gがつながらないエリアでもドコモ home 5Gに加入する価値はあります。
違約金は発生するのか?
ドコモ home 5Gプランは違約金が発生しません。
そのため1か月で解約したとしても、月額料金を支払うだけで大丈夫です。
注意点としては、専用端末であるhome 5G HR01の割引は、毎月割引される内容で、割引期間は36か月です。
たとえば加入期間が18か月であれば、18か月分の割引しか適用できませんので、無駄なく利用したい場合は3年間利用することをご検討ください。
ルーターのレンタルは可能なのか?
home 5G HR01は購入式となっており、レンタルで利用することはできません。
ただ割引を適用することで、実質無料で利用することは可能です。
満額の割引を適用するためには36か月間利用する必要がありますので、短期間しか利用しない人は、ルーターを売却したり、他の用途に利用することも検討してください。
ドコモユーザー以外が利用することも可能なのか?
ドコモ home 5Gプランはドコモユーザー以外でも利用できます。
dアカウントに登録する必要はありますが、auやソフトバンクなどドコモ以外のスマホを使っている人でも問題ありません。
ただスマホのセット割については、ドコモのみとなっています。
ドコモ系列のahamoはセット割対象外となっていますので、ドコモユーザーの方はhome 5Gプランに加入する際、一緒にスマホプランの変更もご検討ください。
それでも光回線を利用したい場合のオススメ事業者
工事作業の手続き面を除けば、光回線が最強のインターネット回線です。
そこで光回線でオススメする事業者を4つご紹介します。
auユーザーのマストな光回線!『auひかり』
auひかりは、auユーザーなら絶対選んだほうが良いな選択肢です。
最大の魅力は、スマホ料金が割引と回線速度の安定性を兼ね備えている点です。
auひかりの料金とプラン特典の内容
月額料金 |
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割引・特典 |
|
キャンペーン利用 による最大還元額 |
115,000円 |
利用可能エリア | 全国(※) |
※auひかりは、東海と関西の一部エリアを除き、全国で利用可能です。
住んでいる場所が提供エリアに入っているかは、下記のリンクから検索できますので、最初にご確認ください。
auひかりに申し込みする際は、インターネットからの申し込みがオススメです。
キャンペーンの適用により最大115,000円が還元されます。
また光回線を利用する際に必要となる初期工事費用も原則無料になりますので、auユーザーはauひかりを最優先の選択肢としてご検討ください。
ソフトバンクユーザーなら『Softbank光』を選ぶべし!
Softbank光は、ソフトバンクユーザーにお得な回線です。
auひかりがauスマホ料金を割引するのと同様、Softbank光もソフトバンク系のスマホ料金が毎月1,000円割引になります。
Softbank光料金とプラン特典の内容
月額料金 |
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割引・特典 |
|
キャッシュバック金額 | 25,000円 |
利用可能エリア | 全国(※) |
※光ファイバーが敷設できないエリアでは利用できません。
他社の光回線を利用している人がSoftbank光に乗り換える場合、最大25,000円のキャッシュバックを受けられるキャンペーンも実施しています。
また解約時に発生する違約金は、Softbank光と契約すると全額キャッシュバックされるため、引越し時など乗り換えを検討している方はSoftbank光も候補にしてください。
安心と信頼で選ぶなら『フレッツ光』
フレッツ光は、NTT東日本とNTT西日本が提供している光回線サービスです。
フレッツ光の料金プランは「定額プラン」と「2段階定額プラン」の2種類から選べるのがポイントです。
フレッツ光の料金とプラン特典の内容
月額料金 |
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割引・特典 |
|
キャンペーン利用 による最大還元額 |
70,000円 (契約内容によって異なります。) |
利用可能エリア | 全国(※) |
※一部のエリアや、光ファイバーが敷設できないエリアでは利用できません。
光回線を開通させる際は工事が必要で、戸建てとマンションで発生する費用は異なりますが、2万円程度かかります。
しかしフレッツ光に申し込みすると、基本工事費が実質無料に。
またISDN・ADSLを利用している人についても、光回線への切替工事費用が無料になります。
最速のインターネット回線を利用したい人は『NURO光』
最速で光回線を利用する場合、最初に名前が挙がるのは『NURO光』です。
NURO光は、ダークファイバーを利用しているため、コラボ光のような通信速度の低下が起こりにくいです。
また独自の通信技術により、通信速度の高速化を実現している点も見逃せません。
NURO光の料金とプラン特典の内容
月額料金 | 5,217円 |
割引・特典 |
|
キャンペーン利用 による最大還元額 |
45,000円 |
利用可能エリア |
|
NURO光の利用エリアは、全国の一部地域に限られますので、お住まいの場所でNURO光が利用できるかは、『NURO光サービスご提供エリア』でご確認ください。
NURO光は、その倍の2Gbpsの通信速度でインターネットを利用できますし、月額料金が1年間980円になるキャンペーンも実施しています。
通常料金が5,217円なので、1か月4,237円引き、1年で50,844円もお得になるプランです。
また月額料金の割引では無く、キャッシュバックを受けたい方は、45,000円のキャンペーンを受けてください。
なおキャンペーンは期間限定であり、いつ終了するかわかりませんのでキャンペーンを実施ているタイミングで申し込みすることをオススメします。
ドコモ home 5GではなくモバイルWi-Fiを利用した方がいい人
自宅で作業するならモバイルWi-Fiよりもドコモ home 5Gの方が便利ですが、モバイルWi-Fiを利用した方がいいケースもありますのでご紹介します。
外出先でインターネット回線が必要になる人
インターネット回線は、特定の場所だけで使用するものではありません。
仕事で使うことありますし、通勤通学や休憩時間、出張先でインターネットを使うことは一般的です。
ドコモ home 5Gは特定の場所でしか利用できませんので、外出先で保護されているインターネット回線を利用したい場合は、モバイルWi-Fiを利用した方がいいでしょう。
レンタルWi-Fiなら1日単位で利用できる
モバイルWi-Fiは2年契約など、長期間の使用を前提としたプランもあれば、1日や1か月単位で利用できるプランも用意されています。
ドコモ home 5Gは最低1か月から利用することになるので、1日や1週間といった使い方には向いていません。
引越し先で光回線工事が間に合わず、一時的にWi-Fi環境が必要なる場合は、モバイルWi-Fiをレンタルして利用する方法もアリです。
オススメのモバイルWi-Fiは『BroadWiMAX』
数あるモバイルWi-Fiの中で、本サイトがオススメするのはBroadWiMAXです。
BroadWiMAXは利用方法次第では、通信量を気にしないでインターネットが使えるようになります。
3日10GBまでなら通信速度の制限は無し
BroadWiMAXは、月単位ではなく3日ごとに通信量の判定を行います。
月単位で通信量を測定すると、1日で膨大な通信量を使用した場合、その月で利用できる通信量は少なくなります。
一方BroadWiMAXの場合は、3日10GBと3日間での通信量で判断するため、10GBを超えたとしても、数日後にはまた通常通り使用することが可能です。
また10GBを超えた場合は、通信制限がかかりますが、通信が制限されるのは翌日18時から翌々日2時までの間であり、それ以外の時間帯に速度制限はかかりません。
10GBを超えたとしても、日中は通信量を気にすることなく使用できるのもポイントです。
クレジットカード払いなら初期費用0円で利用可能
モバイルWi-Fiは、モバイルWi-Fiルーターを準備する必要があり、通常は機器代金を支払います。
しかしBroadWiMAXは、クレジットカード払いを条件にWEB申し込みをすると、初期費用20,743円が0円になります。
キャンペーン期間は、2016年3月1日から執筆時点でも継続しており、今から契約する際に利用することも可能です。
しかし期限が定めていない以上、いつ終了しても不思議ではありませんので、キャンペーンが利用できるタイミングで契約したほうがお得なのは間違いありません。
通信速度制限中も1Mbpsで利用可能
BroadWiMAXは3日で10GBを超える通信量を使用しても、インターネット回線が利用できなくなることはありません。
10GBを超えた翌日18時から翌々日2時までの間は、1Mbpsの速度でインターネットを利用できます。
1Mbpsの通信速度でBroadWiMAXを使ってみた!
- Twitter→◎
- YouTube(360p)→○
- ブログ(画像少)→◎
- ブログ(画像多)→○
- ニコニコ動画(360p)→△
- LINE通話→◎
- 楽天市場→△
高画質の動画は視聴できませんし、360pでも2倍速の視聴だとカクつく可能性は高いです。
また楽天市場などのインターネット通販サイトは、画面に多くの画像が入っているため、1Mbpsで利用するのは難しいです。
ただTwitterやブログは問題なく見れますので、使い方の工夫次第で夜でもインターネット回線を利用できます。
ドコモ home 5Gの特徴と使用上の注意点のまとめ
ドコモ home 5Gの特徴と使用上の注意点のまとめです。
- 最短契約当日から利用可能
- 通信量は無制限
- 料金プランは1つ
- 違約金は発生しない
- 利用できる場所は登録住所のみ
- 専用端末は購入が必要
インターネット回線の環境を最優先に考えるのであれば、光回線と契約した方がいいでしょう。
ただ住んでいる地域や個々の事情により光回線が利用できない場合、ドコモ home 5Gを代替品として利用する選択肢はアリです。
違約金は発生しませんし、月額料金も光回線と同等かそれ以下で利用可能です。
5G対応エリアが広がれば、さらに高速通信が可能となりますので、すぐに自宅へインターネット回線を導入したい方は、ドコモ home 5Gも選択肢に入れてください!