転出届で使用する委任状のフォーマットとダウンロード方法

転出届は委任状を作成することで、本人以外の人でも手続きが可能になります。

また委任状は本人が作っていいため、専門家にフォーマットの作成依頼をする必要はありません。

本記事では委任状の作成方法と、使用する様式のダウンロード方法を解説します。

転出届で委任状は市区町村のHPからダウンロード可能

転出届や転入届など、役所の住民票異動手続きに際して使用する委任状は、各市区町村のホームページで掲載されています。

基本的な記載内容はどの市区町村も同じなので、他の市区町村の様式を使用しても大丈夫ですが、自治体によっては「○○市」などと記載されている場合もあるため、ダウンロードする前にご確認ください。

また市販されているものや、Excelなどで作成した委任状を使用しても問題ありません。

なお委任状に必要な事項が記載されていないと、有効な書類とみなされませんので注意してください。

参考：千葉県千葉市の委任状フォーム

出典：千葉市

 

参考：神奈川県横浜市の委任状フォーム

出典：横浜市

転出届で使用する委任状の書き方

委任状は必要事項を漏れなく記載する必要があります。

記載内容に不備があると委任状としての効果が得られず、代理で転出手続きができなくなります。

委任状の記載方法

委任状は委任する本人が作成し、以下の事項を記載してください。

本人の住所・氏名は委任者が必ず自筆で署名し、押印する必要があります。

印鑑は認印で大丈夫ですが、シャチハタは役所の書類には使用できませんので、100円均一などで印鑑を購入する際は、朱肉を使用する物を買ってください。

委任状は使用目的を明確に表示すること

委任状は自らの権利を他人に与える行為です。

転出届など役所手続きは個人情報を扱うため、委任状を悪用されると大変危険です。

また委任状には、委任する手続きを指定する必要があります。

転出届の手続きのみを依頼する場合は、委任事項に「転出届に係る手続きを委任する」などと記載し、転入届などその他の役所手続きも委任する際は、それらの手続き内容も委任状に記載してください。

転出手続きを代行する際は代理人の本人確認書類を持参すること

転出届の手続きを代理人が行う場合、代理人自身の本人確認書類を提示しなければなりません。

本人確認書類とは、運転免許やマイナンバーカード（写真付き）、パスポートなど、公的機関が発行した写真付きの書類をいい、運転免許証などを所有している人は、本人確認書類を1点用意してください。

また運転免許証などを所有していない方は、国民健康保険証、国民年金手帳など写真無しの書類を使用する際は2点用意する必要があります。

転出届手続きに委任状が不要なケース

転出届の手続きを行う人が、異動者本人、世帯主、同世帯者以外の場合、代理人が家族であったも委任状が必要です。

しかし世帯主や同世帯者が手続きを行う際は、委任状を用意しなくても手続きができる場合もあります。

ただ世帯主や同一世帯者が手続きする場合でも、委任状の有無は市区町村によって違うことがあるため、事前に自治体にお問い合わせしていただき確認してください。

転出届の委任状フォーマットのまとめ

転出届で使用する委任状は、市区町村のホームページに掲載されている様式を使用すれば大丈夫です。

委任状は作成した日付や委任する事項など、必要事項が記載されていないと、代理人として認めてくれず、手続きを代行できない可能性もあります。

また代理で転出手続きを行う人は、代理人自身の本人確認書類も忘れずに持参してください。

なお転出届以外にやるべき役所手続きは、『引越しの時に役所でやるべき手続き書類一覧！』に掲載しています。

引越し時ややることが多いため、事前にリストを作成し、漏れなく手続きを済ませましょう！