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引越し業者に依頼した際に起こりやすいトラブルと対策法を紹介!

トラブル

引越し業者に依頼して荷物を運搬してもらう以上、作業や料金、手続き面でトラブルが発生するケースはあります。

突発的なトラブルを未然に防ぐことは難しいですが、事前に対策をすることでほとんどのトラブルは回避可能です。

そこで本記事では、引越しする際に起こりやすいトラブルと、対策法について解説します。

引越し作業時に発生するトラブル

冷蔵庫

引越し業者に荷物を運搬してもらう際に発生するトラブルを分類すると、3種類に分かれます。

運搬した荷物が破損・紛失してしまう

引越し時に多いトラブルと言えば、荷物の破損や紛失です。

食器など割れやすい日用品を雑に扱うとすぐに割れしまいますし、パソコンをはじめとする精密機械も落としただけで壊れてしまいます。

また冷蔵庫や洗濯機を運搬する際は、壁などの破損にも気をつけなければなりません。

特に退去する部屋の壁を傷つけると、敷金が差し引かれたり、修繕費用を請求される可能性も。

引越し業者も専門家なので、荷物のコンポや運搬する通路の壁に緩衝材を設置するなどの対策はしています。

ただ業、様々な要因が重なって安全性が疎かになっていたり、業者も気が付かずに何かを壊してしまった、なんてことも考えられますので、自身で梱包する際はクッションなどを入れるなど工夫をしてください。

筆者は除湿機の送風口がバキバキに割れてしまって、「使えなくはないけど不便な状態になってしまった」という経験があります。

引越し作業が全部完了した後に気がついたので損害賠償対応などはしませんでしたが、 非常に腹立たしく、そして残念だったものです。

こういった破損のケースは往々にしてありえますので、自分でできる対応はきっちりしておくのをおすすめします。

運搬トラックに荷物が入らない

意外と困ってしまうトラブルに、引越し業者が用意した運搬用のトラックに荷物が収まりきらないケースもあります。

引越し業者に依頼する場合、事前見積もりの時点で荷物の量や段ボールの数を確認しますので、業者も荷物量に見合ったトラックを用意します。

荷物を梱包すると、予想以上に段ボールの数が多くなってしまうのはよくある話で、追加料金を支払えばそのまま運搬してくれる場合がほとんどです。

しかし経費を節約する引越し業者は、荷物量に見合わない大きさのトラックを用意しても無駄になってしまうため、見積もり時の荷物に合わせたトラックを用意します。

荷物を入れる余裕の少ないトラックだと、追加の荷物を入れられないため、自分で荷物を運んだり、宅配便で送るなどの手間が必要になってしまいます。

渋滞して予定時刻に引越しが終わらない

引越し当日は、荷物の運搬以外にも、住所変更手続きやガスの開栓手続きなどやることが多いです。

引越し作業は、荷物の積み込み開始時間と終了時間を計画して作業を行いますが、道路が住宅していると予定時刻より大幅に遅れてしまうこともあります。

また引越し荷物の梱包が終わっていないと、運ぶことはできませんので、業者が到着したらすぐに引越しがスタートできる準備も必要です。

引越し費用にまつわるトラブル

計算

引越し業者に依頼する際、金銭面のトラブルも発生していますのでご注意ください。

引越しキャンセル料や手付金の支払い

引越しが中止になったり、体調不良などで延期するケースもありますが、その際にキャンセル料を請求され、それがトラブルの要因になったりします。

引越し見積もり時に手付金の支払いを要求されることもあるかもしれませんが、実は引越し運搬で手付金を支払う必要は無いです。

詳しくは後述しますが、引越し業者は国土交通省が定めた、引越し時のルールにキャンセル料や手付金の規定があります。

キャンセル料は引越し3日前までの連絡なら請求されませんし、見積もり時に手付金を請求してはいけないとの規定もあるので、業者から支払いを要求されても拒否することが可能です。

キャンセル料金
引越しキャンセル料金はいつから発生?曜日変更時の違約金にも注意!引越しする直前に引越し業者への依頼をキャンセルすると違約金が発生します。 転勤により引越し先から通勤することが困難になったり、引越し先の前入居者が立ち退かないために引越しできないことは意外と多いです。 急遽引越しが中止になれば、引越し業者にキャンセルの連絡をしなければいけません。 ただ早めに中止の連絡をすれば違約金を支払わずに済みますので、違約金が発生する時期や金額について解説します!...
標準引越運送約款

(見積り)
第三条 当店は、引越運送及びこれに附帯するサービスに要する運賃及び料金
(以下「運賃等」という。)について、試算(以下「見積り」という。)を
行います。
見積料は請求しません。ただし、発送地又は到達地において下見を行った
場合に限り、下見に要した費用を請求することがあります。この場合には、
見積りを行う前にその金額を申込者に通知し、了解を得ることとします。
5 当店は、見積りの際に内金、手付金等(前項ただし書の規定による下見に
要した費用を除く。)を請求しません。

(解約手数料又は延期手数料等)
第二十一条 当店が、解約手数料又は延期手数料を請求する場合は、その解約
又は受取日の延期の原因が荷送人の責任によるものであって、解約又は受取
日の延期の指図が見積書に記載した受取日の前々日、前日又は当日に行われ
たときに限ります。

オプション費用の別途支払い請求

引越し料金のトラブルでよくあるのが、引越し見積もり時に試算した金額と、実際に請求される金額が違っている場合です。

金額に差が出る要因としては、見積もり時にオプション料金が含まれていなかったり、引越し当日に追加したオプションが料金に上乗せされるケースがあります。

もちろんオプション付けなければ、追加料金は発生しません。

ただ段ボールの回収費用や、特別な家具・家電の運搬、不用品の処分費など、「無料だと思っていたオプションが実は有料オプションだった。」なんてこともありますので注意しましょう。

引越し作業にはルールが規定されている

本

引越しの契約内容は、荷物の運搬をする引越し業者ごとに違いますが、引越しのルールは国土交通省の『標準引越運送約款』により定められています。

標準引越運送約款では、引越し料金の見積もり方法や引越しキャンセルする際の違約金の金額、事故が発生した際の措置が定められています。

参考: 標準引越運送約款(国土交通省)

詳細の内容は契約する業者ごとに異なりますが、基本的な部分はどこの引越し業者に依頼しても引越しルールは共通です。

手付金や見積もり代を請求してきましたら、約款(やっかん)内容を確認していただき、相手にルールと違うと伝えることも必要です。

引越しトラブルを避ける方法

協力

引越しトラブルを避けるためには、引越し業者選びと、業者との打ち合わせで料金をしっかり確認することが重要です。

引越し技術の高い地域密着型の業者に依頼する

荷物の運搬のトラブルは、運搬する従事者の技量不足が原因かもしれません。

大手引越し業者の場合、アルバイトを雇うことも多いため、指導が行き渡っていないと破損や紛失の原因になります。

一方、会社の規模は小さくても、地元で長年続けている引越し業者は、実績に裏付けられた技術があります。

色々なケースの引越しを経験していますので、対応もしっかりしていますので、ネームバリューだけで引越し業者は判断しないようにしましょう。

繁忙期の引越しはできるだけ避けるべき

引越しが予定時刻より遅くなってしまうのは、道路の渋滞が大きな原因です。

渋滞については、業者が頑張って解決できる問題ではありません。

またトラックが大きいと行動など道幅の広い道路しか走行できないため、近道を使うことも難しいです。

渋滞が多いのは引越しシーズンや休日が多く、特に大型連休は高速道路や国道は渋滞します。

混雑する日時に引越さないだけでも、予定通りの時刻に引越しが完了する確率はあがりますので、引越し日時の決め方もポイントです。

引越し見積もりの時点で料金の総額は確認すること

引越し費用のトラブルは、見積もり時点で業者に確認してください。

  • 提示された金額は総額か
  • 契約内容にオプション代は含まれているか
  • 追加オプションは有料か

引越し業者と意思疎通できないことがトラブルの原因になることもありますし、逆に意思疎通できれば大概のトラブルは回避可能です。

疑問点があれば積極的に確認し、回答を得られれば引越し業者への信頼感も増します。

引越しトラブルの種類と対処法のまとめ

引越しトラブルの種類と対処法のまとめです。

引越しトラブルのまとめ
  • 引越し業者選びは重要
  • 引越しする日時もトラブル回避には不可欠
  • 料金は見積もり時に確認すること

はじめての引越しや、久々の引越しだと、どんなトラブルが発生するかわかりません。

また引越し業者との意思疎通が上手くいかないと、トラブルに発展しますので、わからないことは積極的に確認してください。

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