引越し前に入念に準備しても、引越し後にトラブルが起こる可能性はあります。
しかしトラブルを事前に予測し、対処法を把握しておけば、被害は最小限で済みますので、起こりうるトラブルの種類と解決策をご紹介します。
引越したら部屋の中を点検すること
引越し先を決める際は、賃貸物件を下見して決める人がほとんどです。
そのため大きなトラブルは発生しないと思うかもしれませんが、実際に住んでみないとわからない生活環境の問題点もありますので、引越ししたら部屋の中の点検してください。
引越し後にチェックしたい項目と対処法
✅ | チェック項目 | 対処法 |
□ | 電気が使えるか |
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□ | ガスが利用できるか |
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□ | 水道は出るか(濁っていないか) |
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□ | 設置してあるエアコンは作動するか |
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□ | 部屋に大きなキズや破損はあるか |
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□ | 玄関やドアの開閉に不具合は無いか |
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□ | 窓ガラスに破損は無いか |
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□ | 水回りにカビはないか |
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住む前からあったキズは報告すること
部屋周りをチェックし、万が一壁などに破損箇所がある場合、大家さん又は不動産管理会社に報告してください。
破損箇所の報告をしないと居住中に破損したと勘違いされてしまい、将来賃貸物件から転居する際、修繕費用を請求されてしまう可能性があります。
報告するほどのキズでもない場合でも、トラブルを回避するために、日付が分かる形で破損箇所を写真として保存しておくと、指摘された際に反論できます。
騒音問題は居住してからではないと確認できない
騒音問題は生活の質に大きな影響を及ぼします。
騒音は建物内と建物外から発生するものに分類され、対処法も異なります。
下見は昼間のみで夜は住んでみないとわからない
残念ながら、下見だけでは居住区感の騒音事情をすべて把握するのは困難です。
ファミリー層や年金暮らしの人を除けば、下見をする日中に部屋に住んでいる人は少ないですし、下見をした日は偶然騒音が少ない日・時間帯だった可能性もあります。
また騒音が問題になるのは、就寝時間帯。
夜中に大きな物音を立てる人がいれば、睡眠の質に影響が出ますので、苦情を伝えたり、大家さんに連絡するなどの対処が必要となります。
建物外の騒音問題は対処が難しい
居住から発する騒音なら、発生源の相手に直接伝えることもできます。
しかし居住空間外が原因の場合、騒音を防ぐのが難しいのが現状です。
たとえば交通量の多い道路に面している場合、夜間でも車は通りますし、夜に爆音を鳴らしながら、車やバイクを走行させる人マナー違反が多く存在する地域もあります。
あまりにも騒音がひどい場合は警察に連絡するのも手段です。
ただ騒音が問題になるレベルと判断されなければ、対応してもらえない可能性も否定できません。
隣人に直接申し入れるのは難易度が高い
生活音が響くのは建物の構造的な問題もあるため、非常にデリケートです。
引越し直後から隣人の生活音が気になったとしても、入居して間もない立場で苦情を申し入れるも難しいです。
そのような場合には、相手に直接伝えるのではなく、大家さんや不動産管理会社に状況を説明し、間接的に注意してもらうことも選択肢となります。
居住後のトラブル発生に対するクレーム先
居住してから発生するトラブルは、大家さん又は不動産管理会社に申し入れをしてください。
ただ居住区域外に関しては、対応してくれませんので注意しましょう。
契約書に記載されている不動産管理会社を確認する
賃貸物件に住む場合、トラブルが発生した際の連絡先は賃貸借契約書の中に記載されています。
大家さんと直接契約した場合、大家さんが苦情の窓口となっていることもあります。
ただ最近は投資として不動産貸付業を行っている人が増えているため、連絡先は不動産管理会社になっていることも多いです。
また連絡する前に、トラブルの原因を説明できるように状況把握はしてください。
連絡する際に確認すべき事項
- トラブルが発生した日時
- 時間帯
- 内容
- 写真
- 騒音
不動産管理会社が対応するトラブル
不動産管理会社が対応するトラブルは、賃貸物件の建物内のトラブルです。
賃貸物件内の破損や、設備不備などがあった際は、不動産管理会社に連絡してください。
また住民トラブルも、管理会社に連絡することになります。
住民同士で話し合うと、トラブルが大事になる可能性もあるため、第三者となる不動産管理会社が仲介に入り、状況を収めてもらいましょう。
不動産管理会社が対応しないトラブル
不動産管理会社が対応できないトラブルは、賃貸物件外の問題(騒音)や、自身で解決すべき内容の場合です。
たとえば電気・ガス・水道・インターネットは、賃貸物件全体で契約しているケースもある一方で、居住者ごとで契約しなければいけないケースもあります。
電気契約を忘れていれば電気はつきませんし、ガス業者に元栓を開栓してもらわないとガスは使えません。
建物全体でインターネット契約していない物件の場合、自身でインターネット回線契約をしないと、ネットは利用できませんし、回線工事は1か月程度時間が必要です。
なおインターネット回線の場合、事前に不動産管理会社へ連絡が必要なケースもあります。
壁に穴を開ける工事だと、修繕費用を請求させる可能性もあるため、契約書に記載されている注意事項は必ず確認してから手続きを行ってください。
引越し直後に住むの止めることは可能か
引越し後、住む環境として馴染めなかった場合、別物件に再引越しするのも選択肢です。
しかし早期退去の場合、違約金などの金銭問題が出てきますのでご注意ください。
契約違反が無い限り無償解約はできない
自己都合で引越す場合、無償解約は難しいです。
違約金などをゼロで契約解除できるのは、契約違反があった場合に限られます。
たとえば事故物件など、貸主側が告知義務を怠っていたケースが挙げられます。
最低居住期間がない契約では、退去する1か月前までに連絡すれば、違約金が発生するケースは少ないです。
しかし最低居住期間が定められている賃貸契約の場合、数ヶ月分の家賃を支払う必要がありますので、契約する前に最低居住期間の確認はしてください。
短期間の退去なら敷金は全額戻ってくる可能性がある
敷金は、退去後に発生する原状回復費用の前払いです。
長年その部屋に住んでいれば、新たに貸し出す前に室内クリーニングを行います。
どんなにキレイに住んでいても、クリーニングは行われますので、敷金が全額戻ってくることはほとんどありません。
しかし短期間で退去する場合、ほとんど原状回復する必要はありませんし、室内クリーニングが不要なら、敷金は全額返還戻ってくることもあります。
また敷金が差し引かれるとしても一部のみであり、大半の敷金は戻ってきます。
礼金が還付される可能性は低い
礼金は大家さんが部屋を貸してくれたことに対する、謝礼の意味合いで支払います。
したがって部屋を貸してもらった時点でも、礼金が戻ってくる可能性は低いと考えてください。
なお借りた部屋に不備があって退去する際は、礼金が戻ってくる可能性もあります。
賃貸借契約書で礼金の取り扱いについての記載があるかは、前もってご確認ください。
引越し直後のトラブル対処法のまとめ
引越し直後に発生するトラブルへの対処法のまとめです。
- 引越ししたら室内の設備を確認する
- 破損箇所があれば連絡または写真に残す
- 連絡先は大家or不動産管理会社
- 騒音問題は大家さんを経由して
- 早期退去は違約金に注意すること
引越し後のトラブルが解決できれば引き続き居住できます。
ただ住み続けるのが難しい場合、転居しなければなりませんので、引越し業者に依頼し速やかに退去してください。
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