引越しする場合、インターネット回線をそのまま利用するか、他のプロバイダに乗り換えるか迷いますよね。
インターネットを利用するなら光回線が選択肢になりますが、光回線にも種類があります。
- フレッツ光
- auひかり
- ソフトバンク光
- その他光コラボレーション(コラボ光)
そのため各回線の特徴と注意点をまとめましたので、引越し時のご参考にしてください。
光回線の種類と特徴
インターネットのお引越しの場合には、引越し先で利用できる光回線なのかを確認しましょう。
光回線は全国の広範囲で使えますが、一部地域では利用できませんので注意してください。
フレッツ光 | auひかり | |
事業者 | NTT東日本 NTT西日本 |
au |
利用可能エリア | 全国 (NTT東日本とNTT西日本は別会社) |
全国 |
引越しポイント | NTT東・西をまたぐ場合には解約と新規契約が必要 | エリア外への引越しは強制解約 |
ソフトバンク光 | その他コラボ光 | |
事業者 | ソフトバンク | so-net光など 500社以上 |
利用可能エリア | 全国 (NTT東日本・NTT西日本と同じ) |
・NTT東日本エリア ・NTT西日本エリア |
引越しポイント | プロバイダとのセット契約が基本 | 事業者によって対応が異なる |
【共通】光回線を引越す場合の手続き方法
光回線の引越し手続きは、基本的には同じです。
そのため引越し時に、注意すべきポイントをまとめてご説明します。
WEBサイトから引越し先で利用できる光回線を確認する
すでに引越し先が決まっている場合には、引越し先の部屋で光回線が利用できるか確認してください。
引越し先の地域や、住むマンション(アパート)などによっては自分の利用したい光回線が使えないこともあります。
また今利用しているプロバイダを継続利用することもできますが、引越し先で利用できない場合には強制解約となります。
(解約しないと二重にインターネット料金を支払うことになります)
また契約期間の途中で解約となった場合には、違約金が発生しますので注意してください。
継続利用する場合でも引越し手続きは必要
引越し前と同じ光回線を利用する場合でも、乗り換える場合でも引越し手続きは必要です。
そのため以下の工程に沿って、引越し準備をしてください。
インターネットの 引越しステップ |
手続き内容 | 手続きするタイミング |
①解約の連絡 | 現在利用しているプロバイダ業者に解約の連絡 | 引越し1か月前 |
②回線の撤去作業の日程調整 | インターネット回線の撤去作業の日程調整 | 引越し1か月前 |
③新規契約の連絡 | 引越し先で利用するプロバイダに新規契約の連絡 | 引越し1か月前 |
④回線工事の日程調整 | インターネット回線工事の日程調整 | 引越し1か月前 |
⑤回線撤去作業の立ち会い | 撤去工事の立ち会い | 引越し日以前の予定日 |
⑥回線工事の立ち会い | 回線工事の立ち会い | 引越し日以後の予定日 |
なお具体的な手続き方法は、回線ごとにまとめてありますので、そちらをご覧ください。
フレッツ光手続き
auひかり
ソフトバンク光
コラボ光
フレッツ光を引越す場合の手続き方法
フレッツ光は、NTT東日本とNTT西日本が事業している光回線です。
もともと光回線はNTTが独占的に事業を行っていましたので、日本全国の広範囲で利用可能なのが特徴です。
なおこちらの記事では、フレッツ光の簡単な引越しの流れついて説明しますので、詳細はフレッツ光の引越し手続きについて徹底解説!移転方法をわかりやすくご説明します。をご覧ください。
フレッツ光の利用可能なエリア
フレッツ光は全国で利用できますが、NTT東日本とNTT西日本で管轄エリアは分かれます。
NTT東日本のサービス提供地域
- 北海道
- 青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県
- 茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県
- 新潟県、長野県
NTT西日本のサービス提供地域
- 富山県、石川県、福井県
- 岐阜県、静岡県、愛知県
- 三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県
- 鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、
- 徳島県、香川県、愛媛県、高知県
- 福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
利用可能地域内での移転手続き方法
いまフレッツ光を利用している人は、解約手続きせずにフレッツ光の継続利用が可能です。
継続利用をする場合でも、引越しに伴うインターネット回線の撤去や、引越し先に新たなインターネット回線を引く工事は必要ですが、違約金を支払わずに済むのはメリットです。
また継続手続きは、WEBサイトから申し込めます。
撤去・新規工事には予約が必要で、引越しの1か月前くらいには手続きしてください。
NTT東日本とNTT西日本をまたぐ引越しの場合には継続契約はできない
フレッツ光を移転する際の注意点として、NTT東日本とNTT西日本をまたぐ引越しの場合、両社は別会社なので解約と新規契約が必要です。
そのため遠距離での引越しに際しては、NTT東日本とNTT西日本の管轄エリアを確認してください。
NTT東日本管轄エリア(東京都など)からNTT西日本管轄エリア(大阪府など)に引越す場合
- 引越し前住所⇒NTT東日本にフレッツ光の解約手続きの申し込み
- 引越し先住所⇒NTT西日本にフレッツ光の新規契約の申し込み
※逆の場合には申し込み先も逆になります
auひかりを引越す場合の手続き方法
auひかりは、KDDIが運営している光回線です。
スマホ料金が割引になるスマートバリューなど、お得なプランもありますが、引越し先が利用可能エリアかどうかは必ず確認しましょう。
なおこちらの記事では、フレッツ光の簡単な引越しの流れついて説明しますので、詳細はauひかりの引越し手続きについて徹底解説!移転方法をわかりやすくご説明します。をご覧ください。
auひかりの利用可能なエリア
auひかりの利用可能エリアは全国に広がっていますが、一部利用できない地域もあります。
都道府県全体で利用できない地域はありませんが、中部地方や関西地方については、エリア外となる地域も多いです。
またエリア範囲内であっても、マンションやアパートなどによってはauひかりが利用できない場合もありますので、注意してください。
利用可能地域内での移転手続き方法
auひかりの利用可能地域内での引越しであれば、解約することなくauひかりが継続利用できます。
ただ引越しに伴うインターネット回線の撤去や、引越し先に新たなインターネット回線を引く作業は必要となります。
またauひかりから乗り換える場合には、WEBサイトからの手続きがオススメです。
インターネット回線の撤去・新規工事には予約が必要ですので、引越し1か月前をメドに手続きしましょう。
auひかりエリア外に引越す場合には強制退会になる
auひかりの対象エリア外に引越す場合、強制的にauひかりを退会することになります。
強制退会になる場合の注意点は2点です。
- 中途解約の場合の違約金支払い
- 未払い工事費用の一括支払い
①は、インターネット回線は基本的に2年または3年契約が多いので、契約途中での解約時は違約金が発生します。
②については、インターネット回線の工事をする場合、一括支払いではなく分割支払いのケースが多いです。
また分割支払いの場合には、工事費用免除のキャンペーンも毎月の支払い分が免除になる仕組みとなっており、工事費用の未払いが残っていると解約時にまとめて支払う必要があります。
なお違約金などは引越し時の出費となりますが、インターネット回線の乗り換えを適用すれば、違約金を補償してくれるプロバイダもあります。
そのため引越しのタイミングで、プロバイダの乗り換えすることも選択肢に入れるのが賢いやり方です。
ソフトバンク光を引越す場合の手続き方法
ソフトバンク光は、ソフトバンクが運営しているインターネットサービスです。
光回線はNTT東日本・NTT西日本に借りていますが、フレッツ光よりも利用環境が悪いわけではありません。
なおこちらの記事では、ソフトバンク光の簡単な引越しの流れついて説明しますので、詳細はSoftBank光の引越し手続きについて徹底解説!移転方法をわかりやすくご説明します。をご確認ください。
ソフトバンク光の利用可能なエリア
ソフトバンク光は、NTT東日本・NTT西日本の光回線を借りて運営していますので、利用可能エリアはNTT東日本・NTT西日本と同様です。
そのため引越し先でも、広範囲の地域で引き続きソフトバンク光が利用できます。
利用可能地域内での移転手続き方法
ソフトバンク光を継続利用する場合には、WEBサイトから手続きが可能です。
ただNTT東・西日本の光回線を借りている関係上、両社の管轄エリアをまたぐ場合には別途手続きが必要となります。
なおWEBサイト申し込み手続き後、電話で日程等のご説明をしますので、不明点があればその時にご確認できます。
継続利用でも引越し工事が無料になるキャンペーンが実施されている
ソフトバンク光から乗り換える場合の注意点は、2つあります。
- 中途解約の場合の違約金支払い
- 未払い工事費用の一括支払い
他社の乗り換えキャンペーンを利用するのも選択肢となりますが、ソフトバンク光には引越しサポートキャンペーンも実施されています。
キャンペーンは期間限定で実施されていますので、お得なタイミングを逃さないでください。
光コラボレーションを引越す場合の手続き方法
光コラボレーション(通称 コラボ光)とは、NTT東日本・西日本から光回線を借りてインターネットサービスを行っている事業者です。
なおこちらの記事では、フレッツ光の簡単な引越しの流れついて説明しますので、詳細はコラボ光の引越し手続きについて徹底解説!移転方法をわかりやすくご説明します。をご覧ください。
コラボ光利用可能なエリア
コラボ光事業者は、提携しているNTT東日本またはNTT西日本のエリアが利用可能地域です。
NTT東日本・NTT西日本の両方と提携している場合には、全国で利用可能となりますが、事業者によってはエリアが限定される場合もあります。
利用可能地域内での移転手続き方法
コラボ光の手続き方法は、ソフトバンク光などと同じです。
そのため利用可能エリアであれば継続利用できますが、引越しに伴うインターネット回線の撤去・新規工事費用は発生します。
そのためプロバイダを変更したり、フレッツ光・auひかり・ソフトバンク光などに乗り換えも選択肢です。
引越し先の地域によって手続き方法が異なる
コラボ光を中途解約する際には、2つ注意点があります。
- 中途解約の場合の違約金支払い
- 未払い工事費用の一括支払い
①は、インターネット回線は基本的に2年または3年契約が多いので、契約途中での解約時は違約金が発生します。
②については、インターネット回線の工事をする場合、一括支払いではなく分割支払いのケースが多いです。
また分割支払いの場合には、工事費用免除のキャンペーンも毎月の支払い分が免除になる仕組みとなっており、工事費用の未払いが残っていると解約時にまとめて支払う必要があります。
なお違約金などは引越し時の出費となりますが、インターネット回線の乗り換えを適用すれば、違約金を補償してくれるプロバイダもあります。
そのため引越しのタイミングで、プロバイダの乗り換えすることも選択肢に入れるのが賢いやり方です。
インターネット回線手続きはWEBサイトから申し込むこと!
同じ光回線を利用するにしても、乗り換える場合でも、インターネットの引越し手続きは必要です。
また忙しい中、引越し先で利用できる光回線を選ぶのはとても面倒です。
急いで手続きすると失敗や損をしてしまいますので、WEBサイトから申し込みましょう。
WEBサイトからなら、継続利用・乗り換えの両方の手続きに対応しています。
また電話での応対を行っていますので、WEBサイトを見ただけでは理解できない点の質問も可能です。
引越しをする時には、色々な手続きをしなければなりません。