YouTubeやネットフリックスなどの動画配信サービスが非常に盛り上がっていたり、スマートホームなどのIOT家電などが発展している昨今、インターネットは、水道・ガス・電気と同様に生活に不可欠です。
もはや快適なインターネット環境は生活の質にも影響すると言っても過言ではなく、インターネット回線を選ぶことは快適な生活を送るためには必須であると言っても問題ないでしょう。
では、そんなインターネット回線ですが、一人暮らしの方はどのような回線を選ぶべきなのでしょうか?
今回は、
「一人暮らしを始めるけど、どんなインターネットを選べばいいかわからない!」
という方に向けて、「一人暮らしを始める際に必要な、オススメのインターネット回線」をご紹介します!
一人暮らしで選択肢になるインターネット環境の種類
一人暮らしのインターネット利用をする際、選択肢となる回線は3種類です。
- 光回線
- モバイルWi-Fi
- テザリング
各ツールには特徴がありますので、それぞれのメリット・デメリットをご説明します。
インターネット回線の選択肢一覧
光回線 | モバイルWi-Fi | テザリング | |
料金 | 〇 | ◎ | △ |
回線速度 | ◎ | 〇 | 〇 |
速度制限の有無 | 無 | 条件付き | 条件付き |
利用までの時間 | △ | 〇 | ◎ |
工事の有無 | 必要 | 不要 | 不要 |
引越しの手続き | 必要 | 必要 (住所変更) |
必要 (住所変更) |
特徴 | ・速度の安定 ・速度の速さ ・無制限の利用 |
・持ち運びが可能 ・低価格での利用 |
・スマホで代用 ・即日利用可能 |
一人暮らしでの光回線のメリット・デメリット
光回線のメリット・デメリットについてご説明します。
結論から申し上げますと、光回線を選択するのがもっとも安心・快適にインターネットが利用できます。
光回線とは
光回線とは、自宅に光ファイバーの回線を引いて、高速でインターネットが利用できる方法です。
本記事でご紹介する3種類のインターネット環境では、通信速度は段違いに高速で、回線速度も安定しているのがポイントです。
光回線のメリット
メリット①:通信量無制限でのインターネットが利用できる
光回線で無制限プランに契約すると、インターネットが使い放題です。
またモバイルWi-Fiとは異なり、いくらインターネットを利用しても、通信制限が発生しませんので、本当の意味での通信量無制限の回線といえます。
そのため高画質の動画や、自宅で仕事をする場合、そしてオンラインゲームを行う人は光回線一択といっても過言ではありません。
メリット②:通信速度が安定している
光回線は、自宅まで光ファイバーのケーブルを引くため、通信速度が安定しています。
通信速度が安定すると動画視聴が途切れたりすることも少なく、オンラインゲームのラグを抑制できます。
月に1度や2度の利用であれば、通信速度が不安定な環境でも問題ありません。
しかし一人暮らしをする場合、ずっとそのインターネット回線を利用することになりますので、少しの違和感が不快感としてずっと残ります。
そのため通信速度の安定は、快適に過ごすためには必要不可欠な要素です。
メリット③:高速のWi-Fi環境
通信速度の安定性と同じくらい大事なのが、通信速度の速さです。
いくら速度が安定しても、通信速度が遅いと高画質の動画はカクカク動きます。
またダウンロードにも時間がかかりますので、ダウンロード式のゲームなら遊ぶ前の準備に時間がかかりイライラすることも。
一人暮らしでは、ちょっとの時間が惜しくなりますので、通信速度が速さも選ぶ基準になります。
光回線のデメリット
デメリット①:インターネット回線工事が必要
光回線の最大のデメリットは、インターネット回線工事が必要になる点。
インターネット回線工事には費用がかかりますし、工事の立ち会いも必要です。
また引越しする際は、インターネット回線も移動しなければいけませんので手軽さでは、モバイルWi-Fiやテザリングには一歩及びません。
ただ毎月引越しする人はいませんし、インターネット業者によっては、引越し時の工事費用が免除するキャンペーンも用意しています。
そのため一時の手続きさえ行えば、その後はずっと快適なインターネット環境で生活ができます。
デメリット②:引越しシーズンなどは開通までに時間が必要
インターネット回線作業は作業が行いますが、引越しシーズンは非常に予約が混雑します。
そのため休日に作業を依頼する場合、工事の予約が1か月先まで埋まっていることも珍しくありません。
対処方法としては、1日でも早く予約の電話・申し込みを済ませること。
との油断が、インターネット環境が整うのを遅らせる原因となります。
モバイル(ポケット)Wi-Fiのメリット・デメリット
令和になってから一段と勢いがあるのが、モバイルWi-Fiです。
モバイルWi-Fiは持ち運びができる一方で、注意点も多いインターネット回線なので要チェックです。
モバイルWi-FiとポケットWi-Fiの違いとは
モバイルWi-Fiとは、持ち運び可能なインターネット通信端末をいいます。
「モバイルWi-Fiルーター」や「モバイルルーター」などの呼び方もありますが、基本的に同じ意味として使われています。
一方「ポケットWi-Fi」(Pocket WiFi)とは、ソフトバンク社の登録商標ですので、ソフトバンク社系列のモバイルWi-Fiは「ポケットWi-Fi」と表記されていることが多いです。
ただ基本的には、モバイルWi-FiとポケットWi-Fiに違いはありません。
そのためソフトバンク社以外は「モバイルWi-Fi」、ソフトバンク社(ワイモバイルなど)では「ポケットWi-Fi」の名前を使っていると認識すれば大丈夫です。
モバイルWi-Fiのメリット
メリット①:持ち運びが可能で外でもWi-Fiが利用できる
モバイルWi-Fiの最大の特徴は、持ち運びが可能であること。
光回線は回線を自宅に引くため、外に持ち運べません。
一方モバイルWi-Fiは、機器が小型なので持ち運びは容易であり、外出先でもWi-Fiを利用出ます。
ただ山奥や海辺など、Wi-Fiが届かないエリアでは圏外になりますので、屋外で利用する際の電波環境には注意してください。
メリット②:月々の費用を抑えることが可能
モバイルWi-Fiは、月々3,000円台から利用できますので、通信料を抑えたい人は選択しとなります。
また一定の通信量以内であれば、速度制限なしで利用できるのもポイント。
ただ回線速度は光回線には及びませんので、動画など容量が大きいデータをダウンロード・アップロードする際には、少し時間がかかります。
モバイルWi-Fiのデメリット
デメリット①:利用するエリアによっては通信環境が悪い
モバイルWi-Fiは、電波を受信してインターネットを利用します。
そのため電波が受信できない場所や、鉄筋コンクリートなど電波が届きにくい場所では安定した通信環境が確保できません。
そのため一人暮らしする部屋によっては、モバイルWi-Fiの電波があまり届かず、利用するのに不便を感じるケースもあります。
デメリット②:速度制限が発生するプランがほとんど
モバイルWi-Fiで「通信量無制限」と広告しているプランでも、本当の意味での無制限ではなりません。
なぜなら、多くの企業では「3日10GB」や「1か月100GB」などの通信量の上限を設定しており、上限を超えた場合には通信量を抑制すために、通信速度を制限します。
Wi-Fiの利用自体は無制限で使えますが、通信速度が制限されているため高画質の動画を見ることはできません。
また動画のダウンロードにもかなり時間がかかるため、インターネット環境を充実したい人には不向きです。
テザリングのメリット・デメリット
極限までインターネット費用を抑えたい人は、スマホのテザリング機能を利用しましょう。
ただ光回線のような快適な環境で、インターネットは利用できませんのでご注意ください。
テザリングとは
テザリングとは、スマホなどのデータ通信端末を利用して、パソコンやタブレット端末でインターネットを使えるようにする機能です。
スマホがモバイルWi-Fiの役割をしてくれるので、その日からテザリングを使ってインターネットが利用できるようになります。
テザリングのメリット
メリット①:スマホがあればパソコンでインターネットが使える
スマホのテザリング機能を利用すれば、パソコンでインターネット回線が利用できるようになります。
そのためスマホの電波が届く範囲であれば、どこでもパソコン操作が可能に。
また光回線の引越し手続きが完了するまでの繋ぎとして利用するのも効果的です。
そして外出時には、モバイルWi-Fiの端末すらも持ち運ぶ必要がありません。
なのでスマホとパソコンがあれば、Wi-Fiがない喫茶店でも仕事ができるようになります。
メリット②:その日からテザリングは利用可能
テザリングは、スマホのオプション機能なので、スマホの契約内容を変更すればすぐに利用できます。
そのため光回線工事が完了するまでの間や、モバイルWi-Fiが届くまでのスキマ時間でもパソコンでインターネットが利用できます。
テザリングのデメリット
デメリット①:スマホの通信量と合算して計算する
テザリングでインターネットを利用した通信量は、そのままスマホの通信量として加算されます。
パソコンは表示される画面が大きい分、通信量の消費も多いため、3GBや7GBなど容量が決まっているスマホプランだと、すぐに容量の上限に達してしまいます。
またスマホのプランには、容量無制限のプランも存在しますが、残念ながらテザリング利用の場合には容量の上限規定が。
テザリングは、臨時でパソコンを利用する際の応急措置としての利用がメインとなります。
デメリット②:スマホの電池の消費が激しい
テザリング機能は、スマホを利用しますので、テザリング中はずっとスマホを利用している状態と同じです。
そのため電池の消費が激しく、外出時に利用する場合には、充電器やモバイルバッテリーを携帯しておくのが無難です。
一人暮らしで快適なインターネット環境を確保するなら光回線!
光回線・モバイルWi-Fi・テザリングの3種類を紹介しましたが、一人暮らしで快適にインターネットを利用したいなら、光回線を使いましょう。
速度制限無・通信量無制限で利用できるのは正義
光回線をオススメできるのは、やはり速度制限無く、インターネットが使い放題であること。
一人暮らしをする場合、身の回りのことをすべて自分だけで行います。
となると、トラブル処理や手続き関係は自分だけでやらなくてはいけません。
そうなった場合のトラブル対処で、絶対的に必要になるのがインターネット。
なのでインターネットが利用できない状態になるのは、なんとしても避けなければなりません。
つまり確実にインターネット環境を確保するなら、光回線一択です。
回線速度の安定性はゲームや動画視聴には必要
光回線の特徴である、高速通信は一人暮らしには欠かせません。
何も予定の無い休日に、1日中動画を視聴するなら1日で10GB超えてるケースも普通にあります。
また動画をダウンロードすると一気に通信量を消費しますし、ダウンロード時間も光回線とモバイルWi-Fiでは光回線の方が圧倒的に早いです。
サブとしてモバイルWi-Fiやテザリングを利用するのはアリですが、メインでは光回線を利用しましょう。
引越し時の工事はWEB申し込みでクリア
光回線の最大の難点は、回線工事の手続きです。
ただ現在はWEBサイトから申し込みが可能ですので、日中に電話する必要はありません。
またWEBサイトで確認後、電話もできますので、最小限の手間で工事を進められます。
利用者別!光回線のオススメ
光回線の中で、オススメの光回線をご紹介します。
安心を最優先するなら『フレッツ光』
快適にインターネットを利用するなら、フレッツ光を選びましょう。
フレッツ光は、NTT東日本とNTT西日本が運営している光回線です。
そもそも光回線は、NTTが独占的に事業を行っていました。
そのため日本全国で光回線が利用できるように設備投資をしていたため、フレッツ光が利用できるエリアは、光回線の中でももっとも広範囲です。
またフレッツ光以外の光回線業者は、基本的にNTT東日本(西日本から)回線を借りて運用していますので、フレッツ光の環境が他の回線よりも悪くなることはほとんどありません。
au契約者なら『auひかり』でお得に
auひかりは、フレッツ光と同じくらい広範囲で光回線を利用できます。
またauスマホを利用している人なら、スマートバリュー適用で、月々のスマホ料金が割引に。
auひかりの利用範囲もフレッツ光と同様に、広範囲を網羅していますので、安心して利用できます。
回線速度も安心な『ソフトバンク光』
ソフトバンク光も、auひかりと同様にスマホ割が存在します。
そのためソフトバンク携帯を利用している人は、選択肢になります。
またソフトバンクはフレッツ光から光回線を借りていますが、回線の品質に問題はありません。
そのため高速の通信環境でインターネットを利用したい人にも、オススメできます。
一人暮らしをする際のインターネット環境のまとめ
一人暮らしをする際、インターネット環境のポイントは、以下の通りです。
選択肢は「光回線」、「モバイルWi-Fi」、「テザリング」
- 快適にインターネットを利用したい場合は『光回線』
- 安心・快適に利用するなら『フレッツ光』
- auユーザーなら『auひかり』
- ソフトバンクユーザーなら『ソフトバンク光』
一度インターネット契約すると、しばらくその回線を利用することになりますので、インターネット回線選びは、慎重に行いましょう。
なお「インターネットを乗り換えたいな~」って方は、インターネット回線の引越し手続きについて徹底解説!移転方法をわかりやすくご説明します。をご参考にしてください。