引越し時のインターネット手続きは、引越し日が決まった段階で手続きしてください。
作業が遅くなると引越し後に、インターネット環境が整わない状態で新生活を迎えることになります。
本記事では、インターネットの解約・新規契約の手続き方法についてご説明していきます。
インターネットの引越し手続きの流れ
インターネットの引越し手続きの流れをまとめました。
インターネットは今まで住んでいた居宅と、引越し先でそれぞれ回線工事が必要になりますのでご注意ください。
インターネットの 引越しステップ |
手続き内容 | 手続きするタイミング |
①解約の連絡 | 現在利用しているプロバイダ業者に解約の連絡 | 引越し1か月前 |
②回線の撤去作業の日程調整 | インターネット回線の撤去作業の日程調整 | 引越し1か月前 |
③新規契約の連絡 | 引越し先で利用するプロバイダに新規契約の連絡 | 引越し1か月前 |
④回線工事の日程調整 | インターネット回線工事の日程調整 | 引越し1か月前 |
⑤回線撤去作業の立ち会い | 撤去工事の立ち会い | 引越し日以前の予定日 |
⑥回線工事の立ち会い | 回線工事の立ち会い | 引越し日以後の予定日 |
①インターネットの解約の連絡はいつまでにすればいいか?
光回線を使っている人は、継続・乗り換えのどちらであったとしても引越し手続きは必要です。
ただ現在の光回線から別の光回線に変更する方は、解約手続きを行うことになるので注意点をご確認ください。
解約申し込みは遅くても引越し日1か月前までに
インターネット回線の解約申し込みは、遅くても1か月前までには連絡してください。
早い時期に連絡しなければいけないのは、室内にある光回線設備の撤去工事が必要になるからです。
賃貸物件の場合、大家さんや不動産管理会社が許可している場合を除き、自分で引いた光回線設備を取り外して、室内を契約前の状態に戻さなければいけません。
また光回線業者によっては回線設備の回収を行うケースもあり、その際に撤去工事費用を請求されます。
撤去作業自体は回線業者が行います。
ただ工事は予約制であり、土日や引越しシーズンに撤去をしてもらうとなると1か月前から連絡をしないと間に合いません。
そのため引越し日が決まった段階で、早めに申し込みすることをオススメします。
継続利用する際も移転工事費が発生する可能性
モバイルWi-Fiやスマホは、契約住所が変更してもそのまま利用可能です。
しかし光回線は引越し先に新しい回線設備を整える必要があるため、継続利用する場合でも開通工事の費用を請求される可能性があります。
新規契約であれば工事費用が無料になるケースがある一方で、引越し移設工事に際してはキャンペーンを実施している業者は多くありません。
そのため引越しする際は、契約している業者の移設工事費用がどのくらい必要になるかをチェックしてください。
解約月は月末まで光回線を利用できる
光回線のインターネットは基本的に月単位の契約ですので、月の途中で解約手続きをしても、月末まではインターネットを利用できます。
ただ光回線は設備がないと接続できませんので、回線の撤去工事後はインターネットを利用できなくなります。
引越し直前までインターネットを利用したい場合は、撤去工事の日時を調整するか、モバイルWi-Fiなどを活用してください。
月の途中で解約しても1か月分の利用料金は請求される
解約月の利用料金は1か月分しっかり請求されます。
継続利用なら月額料金が無駄になりません。
ただ契約する回線を変更する場合、引越し日が月初なら1か月分のインターネット料金を無駄にしてしまうこともあります。
月末に引越しすれば無駄になる期間も少なくなるので、まだ引越しの日程を決めていない方は月末に移動することも選択肢です。
②光回線の撤去作業の日程調整で注意すべきポイント
光回線の撤去作業は引越し業者が行いますので、自身で工事することはできません。
早めに日程調整しないと、引越し当日までに工事が完了しない可能性もあるのできをつけましょう。
引越し当日より前に工事してもらえるように計画する
引越し先が今住んでいる場所に近い場合を除き、引越し当日以前に光回線の撤去工事は完了されるように日程調整しましょう。
撤去工事が引越し日よりも後になれば一度住んでいた場所に戻る必要がありますし、賃貸物件の契約期間中に撤去が終わらないと原状回復義務違反になる恐れがあります。
逆に引越し日よりもかなり早く撤去工事をすると光回線が使えなくなるので、日程の空きがある段階で予約を入れることがポイントとなります。
なお引越し日よりも早めに撤去工事をした場合には、モバイルWi-Fiの活用やコワーキングスペースで作業する選択肢も視野に入れてください。
光回線業者を変更時にレンタル機器を返却する
インターネットを利用する場合にはルーターなどの機器が必要ですが、プロバイダー業者からのレンタルしているケースが多いです。
契約を解約した際はレンタル物品を返済しなければならず、返済できない場合には補償金を支払うことになります。
そのため今使っているレンタル物品は処分せず保管し、プロバイダーからの返送用の箱が送られてきましたら、レンタル機器を梱包して返送しましょう。
解約するとプロバイダーのメールアドレスが利用できなくなる
プロバイダーのメールアドレスを使って他のサービスを利用している場合は、解約日までに別のメールアドレスに変更する手続きを行ってください。
光回線と契約すると、プロバイダーの提供するメールアドレスが利用できるオプションもありますが、契約を解除すればそのアドレスは利用できなくなります。
契約解約した時点でアドレスに届いたメールもチェックできなくなるため、重要なメールは事前に保存するなどの対策を講じましょう。
③引越し先で光回線を利用し始める際のポイント
今利用している光回線を引越し先で継続利用できない場合もあります。
利用不可のエリアであれば、強制的に解約・新規契約手続きをやらなければいけませんので注意しましょう。
現在契約している光回線に違約金がかかる可能性
光回線を乗り換える場合、中途解約による違約金と、分割支払いが完了していない回線工事費用を支払うことになります。
光回線を安く利用する場合、2年や3年契約が基本となっており、対象期間以外に解約をすると違約金が発生します。
違約金は契約している事業者ごとに違いますが、1万円前後が違約金の相場です。
光回線を利用開始する場合の工事費用は、一括支払いではなく分割支払いを選択しているケースが多く、工事費用免除のキャンペーンが分割払いを前提としているのが理由です。
解約時に工事費用の分割払いが終わっていないと、未払い分の金額をまとめて支払わなければいけません。
なお違約金などは引越し時の大きな出費ですが、インターネット回線の乗り換えを適用すれば、違約金を補償してくれるプロバイダーや光回線事業者もあります。
そのため新たに契約する事業者選びも重要です。
光回線の利用可能エリアは業者ごとに異なる
光回線には大きく、NTT系・au系・NURO系の3種類あります。
NTT系はフレッツ光やドコモ光、Softbank光などがあり、光回線の中で最も利用できる範囲が広いです。
au系は中部地方と関西地方で利用できないエリアがありますが、それ以外の地域についてはフレッツ光と同様利用範囲は広いです。
NURO光は高速通信がウリで、関東や北海道、九州などの一部地域で利用できます。
一方で、東北や北陸、四国地方などはNURO光の対象外エリアです。
現在NURO光を使っている方で継続利用を検討していても、引越し先でエリア対象外であれば、別の光回線をせざるを得ないので注意してください。
引越し先で利用できる環境は確認すること
インターネット回線工事は、戸建てとマンションでは作業が異なり、マンション・アパートで利用する際には大家さんの許可が必要となることが多いです。
またインターネット回線を部屋に通す穴がない場合、壁に穴を空けることになりますが、賃貸物件では壁に穴を空けることが禁止されているケースもあります。
そのため賃貸物件に引越す際は、賃貸借契約書に記載されている禁止事項などを確認してください。
なお自分の前に住んでいた入居者がインターネット回線をそのまま残している場合で、その設備を利用できるのであれば、開通工事が不要となるケースもあります。
利用する光回線が指定されているケースもある
アパートやマンションに住む場合、建物全体で利用する光回線が指定されているケースもあります。
現在利用している光回線と引越し先で指定された光回線の種類が異なれば、継続利用はできませんので、乗り換え手続きをやらなければいけません。
また光回線は戸建てとマンションでは契約するプラン等が異なり、マンションだと部屋数によって料金が変わることもあるため、契約プランの見直しもすることになります。
④開通工事の日程調整する際の注意点
光回線の撤去作業は、引越し業者が行いますので、自身で工事することはできません。
また日程調整する際に注意すべきポイントもありますのでご紹介します。
開通工事は2か月以上待たされることもある
光回線はいつでも契約できるので、引越し1週間前に利用する回線業者を決めても問題ありません。
ただ光回線を利用するためには開通工事が必要であり、撤去工事と同様、工事の予約は引越し1か月前までに申し込みすることをオススメします。
また引越し予定日が土日や3月4月の場合、その時期に引越しする人は大勢いるため光回線の申し込みが殺到し、契約してから2か月以上しないと回線工事が行われない場合もあります。
対策方法は一刻も早く申し込みするしかありませんので、引越し日が決まり次第すぐに手続きしましょう!
継続利用でも移転する場合は工事費がかかることもある
光回線はモバイルWi-Fiやスマホとは違い、利用する場所に物理的な設備を準備しないと利用できません。
そのため引越し先で同じ光回線を継続利用するとしても、開通工事は必要になり、工事費を請求される可能性があります。
また引っ越しして退去する場所に置いても、光回線設備をそのまま放置するわけにはいきませんので、原則撤去工事が必要です。
撤去工事は設備の取り外し以外にも、回線を通するために空けた穴を塞ぐ作業も必要な場合、別途工事費が発生するのでご注意ください。
レンタル機器の返却をしないと代金を請求される
レンタル機器を利用している場合は返却義務があり、返却しないと代金を請求されたり、故障していれば修理代を支払うことになります。
解約する際に撤去工事は強制的に実施する事業者もあり、撤去にかかる費用は別途請求されます。
現在結んでいる契約で撤去工事は必須なのか、工事費用が別途発生するのかご確認してください。
⑤光回線の撤去工事作業の立ち会い
光回線の撤去工事の作業は業者が行ってくれますが、工事には立ち会う必要があります。
撤去工事にかかる時間は1~2時間程度
撤去工事は、室内にある設備を取り外し、光回線を電柱に戻す作業です。
開通工事に比べれば作業時間は短くなる可能性もありますが、作業には1~2時間くらいかかると思ってください。
また壁に穴を空けた場合、穴埋め作業も必要になるので、作業時間が長くなる可能性もあります。
工事を行う業者は1日で何件もの回るため、予約した時刻よりも30分から1時間程度前後する可能性も考慮して日程調整してください。
回線工事の立ち会いは原則契約者本人
回線工事は業者が行いますが、作業には原則契約者本人が立ち会うことになります。
ただ業者側が許可している場合には、家族など代理人が本人に代わって立ち会うことも可能です。
工事中特段やることはないですが、万が一のトラブルのために、作業前の室内の環境は確認しておいてください。
引越し先の物件に光回線を引けないと利用できない
光回線は電柱から回線を引っ張ってくるため、室内に回線を引き込む工事が必要です。
通気口を利用することもできますが、昔の建物だとない場合もあるため、壁に穴を空ける必要が出てきます。
引越し先のエリアが現在契約している光回線を利用できるエリア出会ったとしても、住む物件に光回線を引くことができなければ利用できません。
賃貸物件の場合、穴を空けるには大家さんや不動産管理会社の許可が必要となり、許可されなければ光回線を導入できないため、事前に確認してくださ。
また賃貸物件を退去する際は原状回復義務があり、穴を空けた場合は退去時に穴を埋めなければいけません。
穴埋め作業は回線業者に依頼することになり、工事費用が発生しますので注意してください。
⑥光回線の開通工事に立ち会う際のポイント
開通工事は撤去工事と同様、業者が作業を行うため、特段やることはありません。
ただ工事中は立ち会いが必須なので、当日立ち会えるように日程調整してください。
開通工事にかかる時間は1~2時間程度
開通工事は、電柱から回線を引っ張り、室内に光回線の設備を導入する作業です。
開通工事は1~2時間くらいかかり、穴を空ける作業が必要になるケースでは更に時間を要することも考えられます。
また工事業者は1日で複数の家庭を回るため、予約の時刻よりも到着が遅れることも予想されるので、日程調整する際は時間にゆとりを持たせてください。
回線工事の立ち会いは原則契約者本人
回線工事の作業は原則契約者本人の立ち会いが必要であり、業者側が了承していれば、代理人(家族など)が本人に代わって立会人になれます。
工事中特段やることはないですが、万が一のトラブルのために、作業前の室内の環境は確認しておいてください。
引越し先の開通工事が間に合わない場合の対処法
引越し先の開通工事が間に合わない場合は、モバイルWi-Fiまたはテザリング機能を活用しましょう。
モバイルWi-Fiの通信速度は光回線に及びませんが、通常画質のYouTubeやオンライン会議で使用する分には問題ありません。
テザリング機能はスマホを経由してインターネットを使う方法ですが、一時的な対処として考えてください。
通信量はスマホと合算しますので、使いすぎるとスマホの通信量の上限を超える可能性もあります。
なおモバイルWi-Fiを利用する場合、WiMAXがオススメです。
WiMAXは3日10GB以内なら通信速度に制限はありませんし、10GBを超えても1Mbpsの速度でインターネットは利用可能です。
また通信速度が1Mbpsになる期間は、10GBを超えた翌日の午後6時から午前2時の間のみに限定されています。
したがって3日間で10GB以上の通信量を使用したとしても、日中は通信速度に制限がかかる心配はありません。
家族で暮らしている方の回線がモバイルWi-Fiのみでは心許ないですが、一人暮らしや外出先でもWi-Fi環境が欲しい方にはオススメです。
インターネット回線の引越し手続きの方法を紹介!
解約手続きはインターネットから申し込みすること
インターネットの解約をする場合には、契約しているプロバイダのサイトから可能です。
一部電話での解約しなければいけないプロバイダーもありますので、電話を掛ける時間帯には注意してください。
なおコールセンターの人件費削減で対応する人数が少なく、電話が繋がりにくい状態になっています。
そのため電話で解約申し込みをする際は、朝一など電話が繋がりやすい時間帯を狙いましょう。
引越しで光回線の解約・移設の際に必要になる書類・情報
引越しで光回線の解約や移設手続きをする際は、次の書類と情報が確認できるものを用意してください。
継続利用する場合、引越し先が利用可能エリア内かを確認することもあるため、新住所が確認できるもの(賃貸契約書等)も忘れずに用意しましょう。
- 引越し前・後の住所
- 契約者の氏名
- 電話番号
- 身分証(コピーを郵送)
- 印鑑(サインでOKの業者も有)
- 支払い方法(銀行口座、クレジットカードなど)
フレッツ光から光コラボに転用する場合の手続き方法
フレッツ光から光コラボレーション(コラボ光)への転用手続きする場合、以下の書類(情報)を用意してください。
- フレッツ光のお客様ID、ひかり電話の電話番号など
- フレッツ光の契約者の氏名
- フレッツ光を利用している住所
- 現在フレッツ光料金を支払っている方法
フレッツ光から転用する際には、「転用承諾番号」が必要です。
転用承諾番号とは、フレッツ光から光コラボレーション業者に光回線を引き継ぐ場合に必要になる番号です。
また転用承諾番号はインターネットまたは電話で確認できますが、契約者本人しか手続きできませんのでご注意ください。
フレッツ光から転用承諾番号を確認しましたら、引越し先で利用するコラボ光(ドコモ光、楽天ひかりなど)の業者に「コラボ光への転用」連絡してください。
契約する日付が決まりましたら、開通工事の日程調整を行います。
休日や3月から4月の引越しシーズンは、引越し業者の日程も埋まっていますので、早めに手続きすることをオススメします。
ソフトバンク光に乗り換える場合の手続き方法
ソフトバンク光はNTT東日本・NTT西日本に借りているコラボ光です。
そのため手続き方法は、先ほどの「フレッツ光から光コラボに転用する場合の手続き方法」も合わせてご確認ください。
Softbank光から乗り換える場合、キャッシュバックキャンペーンなどの特典を最も受けられるWEBサイトからの申し込みがオススメです。
乗り換え手順は次のとおりです。
- Softbank光のWEBサイトから新規契約の申し込み
- 開通工事の日程調整
- 現在契約している光回線の解約手続き
- 撤去工事の立ち会い
- 開通工事の立ち会い
引越し先でもSoftbank光を利用したい場合、引越しサポートキャンペーンを活用してください。
キャンペーンでは本来必要となる開通工事費が0円または割引されるので、ソフトバンクユーザーは継続利用も選択肢になります。
なおSoftbank光はNTT東・西日本の光回線を借りている関係上、両社の管轄エリアをまたぐ場合には別途手続きが必要です。
WEBサイト申し込み手続き後、電話で日程等のご説明をしますので、不明点があればその時にご確認できます。
auひかり乗り換える場合の手続き方法
auひかりから乗り換える場合、WEBサイトからの申し込みをオススメします。
最大の理由は、キャッシュバックキャンペーンなどの特典を最も受けられるのがWEB申し込みだからです。
乗り換えについては、次の順番に沿って手続きを行えば、円滑に乗り換え手続きが完了します。
- auひかりのWEBサイトから新規契約の申し込み
- 開通工事の日程調整
- 現在契約している光回線の解約手続き
- 撤去工事の立ち会い
- 開通工事の立ち会い
インターネット回線の撤去・新規工事には予約が必要ですので、引越し1か月前をメドに手続きしましょう。
auひかりを継続利用する場合でも、引越しに伴うインターネット回線の撤去や、引越し先に新たな光回線を引く工事は必要になります。
またauひかりの利用可能エリアは全国に広がっていますが、一部利用できない地域もあります。
エリア範囲内であっても、マンションやアパートなどによってはauひかりが利用できない場合もありますので、注意してください。
引越し先で同じ光回線を継続利用するメリット・デメリット
契約しているプロバイダーに連絡すれば、引越し先でも引き続きの利用が可能です。
ただ継続利用にも注意すべきポイントがありますので、メリット・デメリットを踏まえて継続利用するかを判断してください。
継続利用なら引越し時に違約金が発生しない
インターネット契約の多くは2年・3年契約ですので、契約期間中に解約する場合には、違約金が発生します。
しかし引越し先で同じプロバイダを利用のであれば、解約扱いにはなりませんので、利用する場所が変わったとしても違約金を支払う必要はありません。
引越し前と同じ環境でインターネットを利用できる
引越し先でも使い慣れた環境でインターネットを利用したい場合には、継続利用をすることになります。
現在のインターネット環境はどれも高水準ですので、普段使いで不便になることはありませんが、好みがある人は引き続き同じプロバイダーを利用しましょう。
なお光回線の通信速度は、周辺地域の環境によって左右されることもあるので、遮蔽物が多い地域などは通信速度が遅くなる可能性もあります。
継続利用でも撤去・開通工事は必要になる
引越しでインターネットを継続利用する場合でも、住んでいた物件のインターネット回線の撤去作業や新居の回線工事は必要です。
プロバイダー継続利用と乗り換えるケースのどちらであっても、引越し撤去・開通工事が必要です。
継続利用すれば1社に連絡するだけで手続きは完了しますが、作業量的にそこまでの大差はありません。
引越し先の工事費用を負担する必要がある
同じプロバイダを利用する場合でも、再度インターネット回線工事をする必要がある関係上、回線工事費用を新たに支払うことになる可能性が高いです。
新規契約の際には工事費用が免除されるキャンペーンはありますが、継続利用についてはキャンペーンが少ないです。
Softbank光など引越し工事費用を免除してくれる業者もありますので、現在契約している回線で受けられるキャンペーンがあるかは、引越し前に確認してください。
費用面を考えるなら光回線は乗り換えるべき
光回線のもろもろの費用を考えるのなら、引越しのタイミングで光回線を乗り換えた方がお得です。
スマホ割など他のサービスとの割引を適用している場合を除けば、光回線を継続利用する金銭的なメリットは少ないです。
なお引越しは、電気やガスの住所変更手続きも必要になるので、光回線と一緒に電気・ガスも乗り換えると、毎月の料金がお得になります。
引越し先でインターネットを乗り換えるメリット・デメリット
引越しのタイミングで、光回線を乗り換えるメリット・デメリットを解説します。
新規契約者限定のキャンペーンが豊富に用意されている
インターネット契約は、新規契約に伴うキャンペーンが盛んです。
インターネット回線の工事費負担や、乗り換えに伴う違約金保証があるプロバイダも存在します。
引越しでは必ず回線撤去と回線新規工事が必要となりますので、キャンペーンが利用できる乗り換えの方が金銭的メリットは大きいです。
自分のライフスタイルにあった回線を選べる
インターネットは光回線の種類はもちろんのこと、プロバイダーの事業者によっても通信速度は異なります。
通信速度が重要なオンラインゲームなどを行う場合には、少し値段が上がっても高速で通信回線が安定しているプロバイダを選択すべきです。
一方で、ネットショッピングなどあまり通信速度を気にしない場合には、料金の安さでプロバイダを選択するといいでしょう。
インターネット業者は新規利用者を優遇する傾向にある
光回線は継続して利用している人よりも、新規利用者を優遇する傾向があります。
新規契約なら、キャッシュバックキャンペーンはもちろんのこと、「〇〇か月基本料金を割引!」のような特典を受けられるケースが普通です。
すでに月額料金の割引を適用している人は、割引特典が期間限定だった場合、あるタイミングを境に月額料金が高くなる可能性もあるので注意しましょう。
期間限定の割引特典を再び適用するためには、同様の特典を行っている他の事業者に乗り換える必要があります。
他のサービスとの併用割引を適用できる
インターネット回線業者には、auひかりやソフトバンク光など、携帯会社が運営している業者もあり、スマホ割の適用を受けられるケースもあります。
家族でスマホ割を適用できれば、スマホ料金が毎月数千円お得になるケースもありますし、電気・ガスなどとの割引適用のあるプランも存在します。
たとえばNURO光は、NUROでんきとNUROガスをセット利用することでインターネット料金が毎月701円安くなるので、乗り換えるのならセット利用も検討してください。
中途解約により違約金が発生する
プロバイダ変更の一番のデメリットは、中途解約するとほとんどのケースで違約金を支払うことになる点です。
乗り換え先のプロバイダで違約金保証はありますが、乗り換えてから一定期間をしないと支払いはしてくれません。
ただ光回線の多くは違約金の支払いを負担してくれるプロバイダーが多いため、そこまで気にする必要はありません。
新規キャンペーンで、キャッシュバック・工事費無料・月額料金割引のいずれかしか適用できない場合は、合計金額がお得になるキャンペーンを選びましょう。
引越しによる移転工事費用を抑えたい人
乗り換える場合には、新規契約者向けにキャンペーンを実施しているプロバイダーを選びましょう。
過去に契約したことのあるプロバイダーの場合、新規キャンペーンの対象外の可能性が高いので注意してください。
光回線の新規契約なら、回線工事が実質0円になる特典も存在します。
開通工事には3~4万円程度かかるため、キャッシュバックキャンペーンとの併用適用ができない場合は、より割引が受けられる方を選んでください。
インターネット契約はWEBサイトからの申し込みがお得!
光回線や電気ガスなど、ネット申し込みが可能なサービスは、WEBサイトからの申し込みした方がお得になります。
インターネット業者の立場で考えた場合と、店舗契約をするためには店舗の維持管理費や人件費が発生しますので、割引キャンペーンなどはあまり行われない傾向にあります。
それに対しWEB申し込みは、店舗の維持管理費や人件費がかからないため、浮いた経費をキャンペーン代に充てられる側面があるため、店頭申し込みよりもWEB申し込みの方がお得なのです。
つまりWEBサイトでの申し込みは、利用者とインターネット業者がWin-Winになれる契約方法と言えます。
引越し時の乗り換える場合のオススメ光回線
引越し時に光回線を乗り換える場合のオススメ4種類をご紹介します。
auユーザーのマストな光回線!『auひかり』
auひかりは、auユーザーに特にオススメできる光回線です。
最大の魅力は、スマホ料金が割引と回線速度の安定性を兼ね備えている点です。
auひかりの料金とプラン特典の内容
月額料金 |
|
割引・特典 |
|
キャンペーン利用 による最大還元額 |
115,000円 |
利用可能エリア | 全国(※) |
※auひかりは、東海と関西の一部エリアを除き、全国で利用可能です。
住んでいる場所が提供エリアに入っているかは、下記のリンクから検索できますので、最初にご確認ください。
auひかりに申し込みする際は、インターネットからの申し込みがオススメです。
キャンペーンの適用により最大115,000円が還元されます。
また光回線を利用する際に必要となる初期工事費用も原則無料になりますので、auユーザーはauひかりを最優先の選択肢としてご検討ください。
ソフトバンクユーザーなら『Softbank光』を選ぶべし!
Softbank光は、ソフトバンクユーザーにお得な回線です。
auひかりがauスマホ料金を割引するのと同様、Softbank光もソフトバンク系のスマホ料金が毎月1,100円割引になります。
Softbank光料金とプラン特典の内容
月額料金 |
|
割引・特典 |
|
キャッシュバック金額 | 25,000円 |
利用可能エリア | 全国(※) |
※光ファイバーが敷設できないエリアでは利用できません。
他社の光回線を利用している人がSoftbank光に乗り換える場合、最大25,000円のキャッシュバックを受けられるキャンペーンも実施しています。
また解約時に発生する違約金は、Softbank光と契約すると全額キャッシュバックされるため、引越し時など乗り換えを検討している方はSoftbank光も候補にしてください。
安心と信頼で選ぶなら『フレッツ光』
フレッツ光は、NTT東日本とNTT西日本が提供している光回線サービスです。
フレッツ光の料金プランは「定額プラン」と「2段階定額プラン」の2種類から選べるのがポイントです。
フレッツ光の料金とプラン特典の内容
月額料金 |
|
割引・特典 |
|
キャンペーン利用 による最大還元額 |
70,000円 (契約内容によって異なります。) |
利用可能エリア | 全国(※) |
※一部のエリアや、光ファイバーが敷設できないエリアでは利用できません。
光回線を開通させる際は工事が必要で、戸建てとマンションで発生する費用は異なりますが、2万円程度かかります。
しかしフレッツ光に申し込みすると、基本工事費が実質無料に。
またISDN・ADSLを利用している人についても、光回線への切替工事費用が無料になります。
最速のインターネット回線を利用したい人は『NURO光』
最速で光回線を利用する場合、最初に名前が挙がるのは『NURO光』です。
NURO光は、ダークファイバーを利用しているため、コラボ光のような通信速度の低下が起こりにくいです。
また独自の通信技術により、通信速度の高速化を実現している点も見逃せません。
NURO光の料金とプラン特典の内容
月額料金 | 5,217円 |
割引・特典 |
|
キャンペーン利用 による最大還元額 |
45,000円 |
利用可能エリア |
|
NURO光の利用エリアは、全国の一部地域に限られますので、お住まいの場所でNURO光が利用できるかは、『NURO光サービスご提供エリア』でご確認ください。
NURO光は、その倍の2Gbpsの通信速度でインターネットを利用できますし、月額料金が1年間980円になるキャンペーンも実施しています。
通常料金が5,217円なので、1か月4,237円引き、1年で50,844円もお得になるプランです。
また月額料金の割引では無く、キャッシュバックを受けたい方は、45,000円のキャンペーンを受けてください。
なおキャンペーンは期間限定であり、いつ終了するかわかりませんのでキャンペーンを実施ているタイミングで申し込みすることをオススメします。
NURO 光に申し込み!
https://hikkoshi-1st.jp/comparison/internetvendor/internet-living-alone/
引越し時のインターネット回線手続きのまとめ
引越し時でインターネット回線を解約・移設・新規契約する場合のまとめです。
- 手続きは引越しの1か月前から
- WEB申し込みがお得
- 継続から乗り換えか検討すること
- 回線工事に立ち会いは必要
継続利用と乗り換えにはどちらにもメリットがあります。
金銭面を考えるなら継続利用よりも、引越しのタイミングで乗り換えた方がお得になる可能性が高いです。
違約金が発生する期間中であったとしても、新規契約先のキャンペーンで違約金を負担してくれることもあります。
なお引越し時には、インターネット以外にもやるべき手続きが多いので、『引越し前後にやるべき作業!準備はチェックリストを確認しながら!』をご参考に、作業を進めてください!