テレワークやリモートワークを導入する企業や、在宅勤務の仕事を選ぶ人も多くなっていますが、自宅で仕事をする場合、インターネットの通信環境は必須です。
仕事以外でパソコンを使わない人は、テレワークをはじめる際に自宅の通信環境を整えないと仕事になりませんので注意ください。
またモバイルWi-Fiでインターネットを使用する場合、通信量が不足するケースもあるため、テレワークで実際必要な通信量と必要な通信設備について、筆者の実体験も含めご説明します。
テレワークの仕事内容で必要な通信量は違う
テレワークと一括りにしても、実際に行う作業内容は仕事によって異なり、必要な通信量も違いますのでご注意ください。
週一のオンライン会議程度ならあまり通信量は必要ない
テレワークなどでテレビ会議をする際など、動画を視聴する際には多くの通信量を消費します。
そのため通信容量に上限があるサービスと契約している場合、720pやHD画質で長時間の視聴することは難しいです。
ただ、オンライン会議を行う場合、常に動画視聴をしている状態ですが、YouTubeと違いそこまで高画質を求められていません。
1,2時間のテレビ電話であれば、1GB以内に収まりますので、モバイルWi-Fiでも対応可能です。
また画面越しでデータやホワイトボードを扱うことが無ければ、通常のオンライン会議は360p画質でも支障はでません。
したがって通信量の上限が決まっているモバイルWi-Fiや光回線のどちらでも、テレワークは可能です。
筆者はクライアントと毎週オンライン会議を行いますが、その際の画質設定は360pです。
基本的に会議は口頭のみなので高画質に設定する必要は無く、議事録はオンライン会議で使用しているパソコンを使えばいいだけです。
またアプリの共有機能を利用すれば、ホワイトボードなども必要ないため、動画の画質が会議の質に影響することはありません。
頻繁にオンライン会議をする人は光回線の環境が必要
週一の会議や、短い会議を週に数回程度行うだけなら、モバイルWi-Fiで大丈夫です。
しかし毎日オンライン会議をする場合や、クライアントや取引先と仕事の進捗状況を話す場合、通信量を気にしないで済む環境を整えた方がいいでしょう。
光回線はモバイルWi-Fiと違い、通信量に上限はなく、また通信速度も高速です。
有線接続すれば回線速度も安定するため、回線切れによる会議が中断する心配をしなくて済むのも光回線を使う上でのメリットです。
2020年は、職場に出勤せずコワーキングスペースなどで作業する人が増加した年になりました。
コワーキングスペースは、Wi-Fi環境も完備されているため、オンライン会議も可能です。
ただ室内が混雑していると、通信速度が低下する可能性もありますのでご注意ください。
筆者はコワーキングスペースでオンライン会議をした経験もありますが、接続環境が悪く、クライアントにご迷惑をかけた経験もあります。
そのためコワーキングスペースを利用する際は、どのくらい通信速度が出ているか事前に調べることをオススメします。
資料のダウンロードは想像以上に通信量を要する
テレワークでは、会社から資料が大量に送付されることもあり、その都度ダウンロードが必要になるケースも想定されます。
高画質の画像やカラーの資料は、大量のデータ容量を要するため、意外と通信量を圧迫します。
またメールに資料を添付する際も、通信速度が遅いとアップロードに時間がかかり、仕事に支障が出るのもマイナスです。
職場で光回線を利用している人は、その感覚でモバイルWi-Fiの回線を利用すると、作業効率が悪化しますので気をつけましょう。
テレワークの仕事別でオススメするインターネット環境
それでは次に、テレワークの仕事別でオススメするインターネット環境をご紹介します。
通信量が少ない仕事の人はモバイルWi-Fiで対応可能
普段からあまり自宅で動画視聴をせず、仕事も文章作成など、データのやりとりをしない人はモバイルWi-Fiでも対応可能です。
モバイルWi-Fiは、光回線よりも安い料金と、持ち運びできる2つのメリットがあります。
筆者の経験上、テレワークを続けていると、気分転換で外出先のスペースを使って作業をしたくなります。
スターバックスなどのカフェでも無料Wi-Fiは利用できますが、無料Wi-Fiはセキュリティが極めて甘いため危険です。
仕事で取り扱う資料やデータの情報漏洩は、テレワークをする上で最も気をつけないといけません。
自身が使用しているモバイルWi-Fiならパスワード設定により、無料Wi-Fiよりもセキュリティは強化されているため、カフェで仕事することも可能に。
なおコワーキングスペースのWi-Fiは、パスワード設定されている場所がほとんどであり、フリーWi-Fiとは違います。
そのため通信量が気になる人は、コワーキングスペースで仕事をすることも選択肢に入れてください。
テレワークがメインになる人は光回線を引くこと
テレワークでの仕事が一時的なものではなく、継続的に自宅で仕事する人は光回線を導入しましょう。
光回線は、モバイルWi-Fiよりも月額料金は少し上がりますが、無制限で通信量を使える点と、通信速度の速さおよび安定性は上乗せされる月額料金を超えるメリットがあります。
また自宅で作業することになると、仕事とプライベートの両方にかかる通信量を加味しなければなりません。
特にYouTubeを流しながら作業する場合などは、通信量が常に発生している状態となりますので、通信量を気にせず生活の質を向上させたい人は、光回線を利用しましょう。
テザリング機能はテレワークにオススメできない
テザリング機能とは、スマホを経由してパソコンでインターネットを利用できるようにするサービスです。
光回線やモバイWi-Fiが無い場所でも、インターネットを利用できるため、緊急時に役立つ機能です。
しかし通信量はスマホのデータ容量に上乗せされるため、スマホの通信量に制限がある場合、すぐに上限に達します。
またデータ容量無制限プランでも、テザリング機能を利用した通信量には上限があるプランも存在しますのでご注意ください。
Wi-Fi環境別!オススメプランの紹介!
夜仕事をしない人はWiMAXで通信量無制限
仕事は日中にしか行わない人は、WiMAXがオススメです。
WiMAXは3日10GB以内なら通信速度に制限はありませんし、10GBを超えても1Mbpsの速度でインターネットは利用可能です。
また通信速度が1Mbpsになる期間は、10GBを超えた翌日の午後6時から午前2時の間のみ。
つまり10GB以上利用する人も、日中に通信速度の制限はありません。
したがって夜まで仕事をしない人は、WiMAXだけでも十分リモートワークに対応可能です!
高速の通信環境が必要な人はNURO光
光回線の中で最も高速と言われているのがNURO 光。
光回線は、通信速度は比較的安定・高速ですが、それでも使用する時間帯や環境によって速度が遅くなるケースはあります。
四六時中、どんなタイミングでも高速で通信できる環境が必要な方には、NURO光がオススメです。
なお現在NURO光に申し込むと、最大45,000円のキャッシュバックキャンペーンを実施しています。
キャンペーンは、一定の契約数に達すると終了する傾向にありますので、早めに申し込んだ方がお得に利用できますので要チェックです!
テレワークに必要な通信量とインターネット回線のまとめ
テレワークに必要な通信量とインターネット回線のまとめです。
- Wi-Fi環境は必須
- モバイルWi-Fiはオンライン会議が少ない人向け
- 光回線を使うのが無難
自宅で仕事をする場合、プライベートで使う通信量も考慮しなければなりません。
家族でインターネットを使う場合は、テレワークの仕事内容にかかわらず、回線速度の安定性ために光回線の利用をオススメします。
テレワークの需要はこれから間違いなく増加し、光回線の工事の予定も先まで埋まうことが想定されます。
テレワーク開始時点でインターネット環境が間に合わないと仕事になりませんので、早めに申し込みをしてください!