引越しをする際に、ライフラインの手続きは最優先で行わなければいけません。
- 水道が利用できない⇒トイレが使えない
- ガスが利用できない⇒コンロが使えない
- 電気が利用できない⇒家電が使えない
- インターネットが利用できない⇒WEB申し込みができない
そのためライフラインは、一つでも欠いたら生活に支障が出てしまいますので、引越しでの手続き方法についてご説明します。
引越し時のライフラインの手続き一覧表
引越し時のライフライン手続きの一覧になります。
ライフラインによって、工事の有無や立ち会いの有無が違いますので、ご確認ください。
水道 | ガス | 電気 | インターネット | |
解約連絡時期 | 1週間前 | 1か月前 | 1週間前 | 1か月前 |
新規契約の 連絡時期 |
1週間 | 1か月前 | 3日前 | 1か月前 |
撤去作業の立ち会い | 不要 | 必要 | 不要 | 必要 |
新規工事の立ち会い | 不要 | 必要 | 不要 | 必要 |
【水道】利用停止・開始手続きの流れ
水道は各自治体にある水道局が管轄しています。
そのため引越しの際は、今住んでいる場所と引越し先の場所を管轄する水道局に連絡して手続きすることになります。
利用停止の連絡は引越しの1週間前までに
水道の利用停止は、引越し1週間前には連絡しましょう。
利用停止の連絡は、WEB・電話・郵便の3種類ありますが、WEBの申し込み水道局は地域によって異なります。
また引越し月の水道料金は、日割り計算です。
料金は原則毎月と同じ支払い方法で精算しますが、当日精算をしたい場合には解約時に確認をしてください。
利用開始の連絡は引越しの1週間前に
引越し先で水道利用の開始申し込みをする際は、引越しの1週間前までに完了させましょう。
賃貸物件に引越す場合、水道局に手続きすれば水道は使える状態になります。
そのため引越し前に、引越し先を管轄する水道局に申し込みをしましょう。
なお引越し月の水道料金は、日割り計算で支払います。
口座振替を申請する場合、口座振替が完了するまでは振込用紙で納付することになりますので、銀行やコンビニで水道料金を支払うことになります。
利用停止・開始の立ち会いは不要
水道の利用停止および利用開始の際、立ち会いは不要です。
また引越し前の水道料金を精算する際、水道メーターが居住者のみが入れる場所に設置されている場合には、立ち会いが必要になります。
なお水道料金を引越し当日に精算する場合、検針員に料金を支払うことになりますので、水道メーターをチェックする際に立ち会わなければいけませんので、ご注意ください。
水が出ない時はバルブが開いているかを確認すること
引越し先の水道利用の申し込みをすれば、数日後には水道が利用できる状態になります。
水道局は無断で水道を利用できないようにするため、水道管のバルブを閉めているケースも。
そのためもし申し込みをした後、蛇口から水が出なかった場合には、バルブが開いていない可能性も考えられます。
バルブは水道メーターの近くにありますので、水が出ない場合にはバルブをひねって開栓してください。
なおバルブを開栓しても蛇口から水が出ない場合には、管轄の水道局に連絡しましょう。
【ガス】利用停止・開始手続きの流れ
ガスは、お風呂やコンロを利用するのに不可欠です。
そのため可能な限り、引越し当日から利用できるように事前準備をしましょう。
利用停止の連絡は1か月前に
ガスの利用停止は、引越し1か月前までに連絡しましょう。
ガスの利用停止をする場合、ガス業者が閉栓作業をしなければなりません。
閉栓自体は10分程度で終わりますが、業者が部屋に来て作業しますので、業者との日程調整が必要です。
引越しシーズンや休日に引越す場合、ガス工事の予約がドンドン埋まっていきます。
そのため引越し前日までガスを利用したい場合には、引越しが決まった時点で利用停止の連絡をしましょう。
利用開始の連絡は1か月前に
ガスの利用開始は利用停止と同様に、引越し1か月前までに連絡しましょう。
ガスの利用開始の際には、ガス業者が開栓工事がしてから利用できます。
そのため新規契約をしても、開栓工事ができなければその間の期間はガスが利用できません。
なので引越し当日に開栓工事をしてもらうためには、引越しの1か月前には利用開始手続きを行い、ガス開栓工事の予約もしましょう。
利用停止・開始の立ち会いは必要
ガス業者の閉栓・開栓工事には、立ち会いが必要です。
ただガス業者が了承した場合には、契約者本人以外が立ち会うことも可能ですので、工事の予約をする際に確認してください。
なおガスコンロを引越し先に持参する場合、有料ですがガス業者が取り外しの作業をしてくれることもあります。
引越し先で利用できるガスの種類には要注意
ガスの種類は、大きく2種類に分かれます。
- 都市ガス
- プロパンガス(LPガス)
都市ガスは水道管のように家までガス管が通っている場合に利用できるのですが、地域によってはガス管が整備されていない地域もあります。
ガス管が整備されていない地域で都市ガスは利用できませんので、その場合にはプロパンガスを利用することになりますので、事前に使えるガスの種類は確認しましょう。
【電気】利用停止・開始手続きの流れ
引越し時の電気は、ブレーカーの設置してある部屋であれば、電気の利用届出を提出していなくても一定期間利用できることもありました。
ただ最近は、申し込みをしないと電気がつきませんので、引越し先の電気利用の申し込みをしないと、暗闇で生活することになりますので注意しましょう。
利用停止の連絡は1週間前までに
電気の利用停止は、引越しの1週間を目途に連絡してください。
電気の利用停止時には業者の工事などもありませんので、利用停止の連絡をするだけで手続きは終わります。
利用開始の連絡は3日前までに
賃貸物件は電気の利用設備は整っていますので、利用申し込みをすれば数日後には利用が可能になります。
また電力自由化に伴い、電気の利用状況はデジタル式(スマートメーター)で管理に以降しています。
スマートメーターは、電気の利用量のデータが電気会社に送られるシステムなので、検針員が電気使用量を確認しに来ることもありません。
利用停止・開始の立ち会いは基本的に不要
電気の利用停止・利用開始の際、業者の作業はありませんので立ち会いは不要です。
電気料金は(アナログ式の場合には)検針員が測定し、後日請求書や口座引落がされます。
そのため電気利用の手続きは、WEB上で完結します。
電気はライフスタイルにあった料金プランを選ぶこと
電気は電力自由化の影響で、多くの企業が電気事業に参入しています。
参入した企業は割安の料金設定以外にも、利用する時間帯によってお得になるプランやセット割引を展開する会社も多くあります。
そのため引越し前から利用している電気会社と契約するよりも、乗り換えた方が電気料金がお得になることが多いですので、引越しを機会に電気会社を乗り換えるのも選択肢です。
【インターネット】利用停止・開始手続きの流れ
インターネットは、ライフラインの引越しで一番手続きが多いです。
そのため他のライフラインの手続きよりも、気持ち早めに準備をしましょう。
利用停止の連絡は1か月前までに
インターネットの解約は、引越し1か月前に行ってください。
解約手続き自体はWEB上で完了しますが、引越しに伴う解約の際には撤去工事が必要になることもあります。
そのため業者による撤去工事の日程調整をするために、早めに解約手続きをする必要があります。
利用開始の連絡は1か月前までに
引越し直後からインターネットを利用したい場合には、1か月前から手続きしましょう。
インターネットを利用する場合、インターネット回線を部屋まで引く必要がありますので、前入居者が残したインターネット回線が残っていない限り、回線工事が必要です。
またインターネット回線工事は予約制ですので、休日に工事してもらう際には、一刻も早く予約を取りましょう。
インターネット回線の工事の立ち会いは必要
インターネット回線の撤去・新規工事の立ち会いは必須です。
自分の都合と工事会社の日程調整をしなければいけませんが、休日や引越しシーズン(3月4月)はとくに予約が混雑しますので、時期をずらした方が予約は取りやすいです。
プロバイダは乗り換えた方がお得になることが多い
引越しをする場合でも、プロバイダに連絡すれば引越し先でも継続利用は可能です。
ただ継続利用の場合でも、撤去費用や引越し先のインターネット回線を負担しなければいけません。
一方新規契約の場合、インターネット回線の負担してくれるキャンペーンや乗り換え保証がつくプロバイダは多く存在します。
契約途中で解除する場合には違約金を支払うことになりますが、新規契約のキャンペーンを組み合わせれば、プロバイダを乗り換えた方が得になることが多いです。
ライフラインの引越し作業のまとめ
水道・ガス・電気・インターネットは、引越しに伴ってそれぞれ解約・新規契約の連絡しなければなりませんが、正直手続きはとても面倒です。
そのため作業ができるスキマ時間ができましたら、一つ一つ手続きを行いましょう。
なお引越し直前になると、業者との日程調整が難しくなりますので、可能な限り早めに手続きしてくだい!